テーマ:猫のいる生活(136017)
カテゴリ:猫日記
猫と云えばタマ、タマと言えば猫というくらい知名度の高い、猫の代表格の名前「タマ」。
仔猫の頃、よく玉を取るからと命名した我が家の「タマ」も今年15歳になった。 元々、活発な子で、仔猫の頃には姉妹猫たちと一緒にカーテンをよじ登る遊びが大流行。 余程楽しかったのだろう。 お陰で、あの当時の我が家のカーテンは惨憺たるものだった。 そんなある日、タマの親指の爪がカーテンに引っかかった。 宙ぶらりんになったタマは暴れて落ち、爪は根元から剥がれ、慌てて医者へ走ったこともあった。 あの爪もちゃんと生えてきて、胸を撫で下ろしたっけ。。。 プレハブ小屋で過ごした折には猫嫌いの同居人がタマを脱走させてしまい、母猫モモと一緒に彼女が物陰から出てくるのを蚊に刺されながら3時間じっと待った夏の夕暮れもあった。 嘗て我が家には9/15匹の黒猫がいて、写真に撮ると、誰が誰なんだか飼い主でさえも分からない状況で、タマを探すときには尻尾の先が少し曲がっている小柄な子を探したものだった。 2009年2月5日の様子 そんなタマが昨年暮れ辺りからどうも動きが鈍く、足に力が入らない。 肉球も汗腺が衰えたのか、つるつるの床だと滑って踏ん張りがきかない。 目も虚ろで、痩せ始め、多飲多尿の傾向もみられた。 姉妹猫と比べても明らかに様子が異なった。 症状から腎臓病を疑いつつも、ある程度は年齢のせいもあるかと思っていたのだが、、、。 採血の結果、医師曰く、 「糖尿病ですね。」 耳を疑った。 我が家の猫では歴代一、華奢で、2番目に体重の軽い彼女。 まさかの診断であった。 MAXの時の体重が3Kg。 それが2.3Kgにまで減っていた。 投薬と食餌療法を開始して約1ヶ月。 幸い症状も緩和され食欲も安定し、足取りもしっかりしてきた。 減っていた体重も本日の測定では2.5Kgを少し超えて緩やかに戻りつつあり、目にも力が戻った。 言葉こそ喋らないが、擦り寄って全身で気持ちを伝えるタマ。 一時は死期を予測させる程で案じたが、当人は症状が幾分改善されご機嫌な様子。 何よりである。 猫達がご機嫌で居てくれると飼い主もご機嫌である。 ※猫の糖尿病豆知識 発症素因を持つ個体が、加齢、肥満、環境(ストレス、遺伝等)の影響を受けてインスリン作用不足を示す代謝の異常。 オスの発症はメスよりも1.5倍と云われ、肥満傾向、去勢したオス猫に発症しやすいと報告されている。好発は7~10歳。品種としてはシャムが多いとされるがその他の多くの品種にも認められる。 予防としては食餌管理をして肥満にさせないことや、感染症及びストレスの少ない暮らしを心がけるようにし、日頃から適度な運動が望ましい。 (動物を飼ったら健康なうちから、給餌、運動、体重等、日記に付けておくと後日、通院の際に参考にしやすいのでオススメ。)
※猫の糖尿病について少し詳しく インスリン投与を必要とする1型糖尿病と、インスリン非依存性の2型糖尿病がある。 種々のストレスにより容易に血糖値が一時的に上昇する耐糖能障害の場合は特に治療の必要性が無いものの、軽度の2型糖尿病が含まれるために注意しなくてはならない。 原因としては膵臓のランゲルハンス島に於けるインスリン分泌の低下・不全が原因となるが、インスリンが作用する組織に於ける抗インスリン因子の存在によっても発症する。 遺伝子要因の他に、肥満、感染などの環境要因が関与している。また、ランゲルハンス島に自己免疫反応や、異常タンパク質であるアミロイドの沈着がおこると細胞の変性、破壊を招き、糖尿病をひきおこす。 症状としては元気消失、多飲、多尿、体重減少等。猫の場合は必ずしも多食とはならず減退するケースも見られ、犬よりも確率は少ないが白内障になる場合もある。また合併症を引き起こすことも多く、膀胱炎、腎不全、肝硬変等、重篤になると致死率も高い。 診断の鑑別には詳細な血液検査が用いられ、食餌療法及び経口血糖降下剤、インスリン投与による薬物療法が中心となる。 (獣医内科学・イラストで見る猫の病気より抜粋) 現在のタマのご飯
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