テーマ:猫のいる生活(136019)
カテゴリ:猫日記
人間関係に悩むのは人の世の常かもしれない。
だが、猫社会の中にも猫関係で悩める猫が居ることも確かである。 元々は平和主義の猫達。 縄張りが決まると意外にも夫々距離を置いて上手に生活している。 その約束が破られるのは恋の季節くらいかもしれない。 それと、もうひとつ。 猫は人に飼われていると、時折引越しという目に遭遇することがある。 これは猫の都合ではないので、猫サイドからするとえらく迷惑な話だ。 完全室内外飼いの我が家では稀に人事異動ならぬニャン事移動がある。 「ニャン事移動」とは、病気になったり食事制限などを行わなければならない場合など、複数の中で生活するのに支障がある場合に移動していただく当家のシステムである。 しかし、空間は限られており、15匹の中にはお互いにウマの合わない猫もいる。 その度に、空間の割り振りに頭を悩ますこととなるのだが、基本は実にシンプルだ。 複数飼いの場合、最も大切なのは先住猫のテリトリーを守りつつ、いかに新参者を受け入れるか。 心の広い猫ばかりなら良いが、テリトリーを守る行動は猫にとって本能である。 きちんと対処しなければ喧嘩が起こり、双方のニャンコと共に飼い主も含めて実に居心地の悪い空間ができてしまう。 特にオス同士の場合では注意が必要だ。 仲良し兄弟であっても、歳を重ねると自我が芽生えて仲が悪くなるケースも報告されている。 その場合は空間を分ける、回遊性のある動線を増やす等の工夫をするのがベストだろう。 新しい受け入れ先を探すのも手だが、それは一緒にいた年月が長くなるほど飼い主として手放すのが難しいのではないだろうか。 さて、本題である。 今回、6歳児の3匹が住まう別宅へタマが越してきた。 タマは先住猫だが、別宅へ住み始めたのは6歳児のほうが先と云う若干の複雑さがあり、双方が顔を合わせるのは9ヶ月ぶりになる。 移動や体調不良でナーバスになっているタマは当然の事ながら久々に6歳児を見て威嚇。 それにつられて6歳児たちも威嚇、と極、普通の反応が見られた。 6歳児たち しかし部屋を分けて2週間もすると互いの存在を認めて遠目で静観するようになった。 徐々に夫々のグルーミング、コーミングなどを見たり、匂いを嗅ぐことで、テリトリーを守りつつも互いの存在に慣れたのだ。 また、飼い主として双方大切だよ、或いは猫達双方が侵入者ではないよとのアピールも成功して緊張が解れたと見られる。 一緒に過ごさせたいが、部屋の間取りや動線の事情、タマの体調面のこともあって、今は夫々移動できる空間を仕切らざるを得ないのが現実であるのだが、そうこうしていると膝の上に来たことの無いナナが膝の上に乗るようになった。 また、私がタマの居る部屋へ入ると、私を呼んだり気を引くしぐさをするようになった。 当然のことながら、タマの存在を意識してのことである。 猫関係に悩む、という語彙が適切かどうかは微妙だが、負けじとアピールするナナがまた愛おしいと思うこの頃である。
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