| | 監督 : ルイ・レテリエ 制作・脚本 : リュック・ベッソン | 主演 : ジェイソン・ステイサム / アンバー・ヴァレッタ / | | US公式HP |
監督: ルイ・レテリエ(Louis Leterrier)
製作: リュック・ベッソン(Luc Besson)
スティーヴ・チャスマン(Steve Chasman)
製作総指揮: テリー・ミラー(Terry Miller)
脚本: リュック・ベッソン(Luc Besson)
ロバート・マーク・ケイメン(Robert Mark Kamen)
撮影: ミッチェル・アムンドセン(Mitchell Amundsen)
音楽: アレクサンドル・アザリア(Alexandre Azaria) *--------------------------------------------*
出演 ジェイソン・ステイサム(Jason Statham )
アレッサンドロ・ガスマン(Alessandro Gassman)
アンバー・ヴァレッタ(Amber Valletta )
ケイト・ノタ(Kate Nauta)
マシュー・モディーン(Matthew Modine)
ジェイソン・フレミング(Jason Flemyng)
キース・デヴィッド(Keith David)
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日本公開はGW以降の5月頃からとなるそうです。披露試写でいち早く観せていただきました。 危機から自分を守る3っつのルール 1,契約厳守
2,名前は聞かない
3,依頼品は開けない |
「 transporter 」とは「運び屋」という意味ですが、ジェイスン・ステイサム演じるフランク・マーティンは、その名の通り、クライアントの依頼を受けて、中身の怪しい物であろうと一切なにも聞かずに、高額の報酬で何でも確実に時間通りに指定された場所に運ぶプロの運び屋。
今回は、常に死と隣り合わせた仕事から足を洗って、南フランス、コート・ダジュールからマイアミへ移って来て、裕福な家の六歳の子供の送り迎えをする日々。 今回の監督も、前作「 トランスポーター 」に続いてルイ・テリエ。制作・脚本にはやはり前作に引き続きリュック・ベッソン。
ルイ・テリエ監督というとジェット・リー主演の「 ダニー・ザ・ドッグ 」が記憶に新しいですが、前作の「 トランスポーター 」といい、「 ダニー・ザ・ドッグ 」といい、マーシャル・アーツのアクション俳優を使ったカンフーアクションをふんだんに盛り込んだアクション映画というイメージがわたし的に強かったのですが、今回の「 トランスポーター2 」ではとにかくカーアクションやそこら中にあるものを何でも武器にしちゃう、マルチアクション(勝手に造語(笑)・・)が飽きる暇もなく面白く、スタイリッシュに仕上がっています。 特にカーアクションでは、「 ナルニア国物語 」のスーザンのように、思わず「 Impossible!! 」と心の中で叫びまくりでした(笑) 果物をグローブにしちゃうのはご愛嬌ですかね、思わず笑っちゃいました。 私は、カンフーアクション中心の前作では、変化のない殴り合いのシーンが長いな~っと、いつもながら観る気がそがれて飽きちゃうのですよねぇ・・。それと主役のジェームズ・ステイサムの髪が禿かかってぽやぽやしてるあたりが、ちょっとなぁ。。。っと(笑) しかぁ~っし、今回は、そんなわたしでも結構面白かったですよ~。思わず痛そっ!と観ていられなくて下向いちゃうアクションシーンもところどころありましたが・・・。思い切って髪も剃ってしまってたのもかえって似合っていました。なによりも彼は声が渋いのが魅力ですよね。 前作で運んだのは、トランクに詰められたス・チー演じる女性。わたし的にはイマイチ面白くなかったのでストーリーも忘れてしまいました(笑)
今回のストーリーは、運び屋を引退し、マイアミの裕福な家の子供のボディガード件運転手、複雑な要素が絡んだ犯罪との戦いも見物です。 また、前回の愛車はBMWでしたが、今回はAudiの中でも最上級車で、通常装備でさえ1000万前後はくだらない「 黒のAudi A8 6.0 クワトロ 」。当然、ジェイソン用の特別仕様で通常の銃撃に耐えうる防弾ガラス完全装備車。車もかなりイケテます。 そしてイタリア製の高級スーツに身を固め、腕にはパネライの時計、携帯電話はNOKIA、なによりも情報携帯用に使用しているのは、若者の定番の「 iPod 」、私も愛用していまっす。こんな使い方もあるのだにゃ・・っとちょっと興味津々でした。 アクションだけに終始することなく、マイアミの街のビルのライトアップやハイウエイのライトアップの美しい映像を盛り込んだり。緊迫したストーリー展開の中に相棒?である、のんきなバカンスのノリのタルコニ警部との絡みにちょっぴり笑わせてもらったりと、エンターテイメンツ度が前作よりかなりパワーアップしています。冷静沈着に任務遂行以外の無駄のない以前の彼から運転手として子役のハンター・クラリー演じる幼いジャックとの心の交流を描いた事によって、ビジネスライクでない彼の一面も加わり、今までにはなかった彼自信の第四のルールを課し、ジェイソンに人間味を付け加えた事によって、ストーリーにもファン層にも幅を広る効果があるかと思いました。 ただ、文句を言わせてもらうならVFXがちょっと安っぽいです。車がジャンプするシーンとか、特にプライベートジェットのシーンは、なんだか、まだメイキングを観ているよな映像の粗雑さがかなり気になりました。もうちょっとリアルに出来なかったものか・・・。
また、悪役を演じるケイト・ノタ演じるローラの化粧は、猟奇的イメージを出すためかもしれないけど、あそこまで目の回りを黒くしなくてもいいじゃ~んっと思います。水浸しになるシーンでは、失恋して一晩泣き明かした濃いめの化粧をした水商売の女性?みたいな・・
表現方法が不適切だったらごめんなさい。ふと、そんなイメージがわいてしまったので・・
とにかくファッションも過激だし、こういうのってリュック・ベッソン好み?なのかしら~「 フィフス・エレメント 」を思い出しちゃいました。 ラストシーンでは、続編を臭わせる終わり方になっていました。007のように今後もシリーズで十分楽しめる映画になったと思います。でも、VFXはもうちょっとがんばってね。
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