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テーマ:小説書きさん!!(625)
カテゴリ:本の紹介
やってくれました!!
地元(備後地区)作家の久々の快挙! 新人作家・湊かなえさんの『告白』が本屋大賞受賞 -------------------------------------- 全国の書店員が「一番売りたい本」を選ぶ「2009年本屋大賞」が湊かなえさんの「告白」(双葉社)に決まり、東京都内で6日、発表された。第29回小説推理新人賞受賞作に加筆し、長編小説として刊行された。(毎日新聞) -------------------------------------- おめでとうございまーす!!! ・・・って、まだ読んでないんだけど。 最近では東野圭吾さんの諸作品とならんで、よくお勧めのサスペンス小説に挙げられる『告白』 読後感サイアクで、それがいい、というコメントなど、ブログで読んだことがあります。 福山の書店では、専用のスペースに湊さんの本ばかり平積みされていたりして。好調ですね。 さて、引っ越し作業中のもず。 うんざりすると、つい読書に逃げてしまったり。 今日も作業より本を読んでいた時間のほうが長かったんじゃなかろうか(^^; で、その本は平野啓一郎さんのものだったのだが、それを読みながらなぜか、別のことが頭に浮かんだ。 ドストエフスキーの名作『罪と罰』で、おそらくは作者がいちばん書きたかった部分であろう、主人公ラスコーリニコフと、その陰的(あるいは悪魔的)存在であるところのスヴィドリガイロフとの最初の会見の場面。 スヴィドリガイロフが持論を淡々と語り、「いまは解剖学だけが頼りです」みたいなことを言う。 ラスコーリニコフはそれをいらいらと聞きながら「解剖学といいますと?」と返す。 スヴィドリガイロフはその問いを無視して、全然別のことを語り始める。 最初に読んだときから、ここの部分が気になっていた。 29年もたった今でも、やっぱり気になる。 なんで解剖学なんだろう? たぶんこの作品で「解剖学」なんて言葉が出てくるのはここだけで、それに関係ありそうなものすら、その前にも後にも出てこない。 スヴィドリガイロフが、ラスコーリニコフの質問を無視したのも気になる。 なぜ解剖学なのだ? なぜおれはゴミの整理をしないんだ?(←カンケーない お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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