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それは何かと尋ねたら『クルーズ船』だそうですよ。
何しろ動かない養老院はマシな所だと介護はなしで月に夫婦だと130万円もするのですから・・・ それで家を売ってクルーズに乗る人が増えているんだそうです。 クルーズも安いのから高い高級船もありますが、3千人も乗る大衆船だと安いのです。 でも、一寸待ってください。 確かにクルーズは安いと云ってもそれだけではないのです。 それにチップが一日いくらとつくのです。私達が乗っていた頃は一日一人13~15ドル 程度カードから引かれていました。今はそれでは済まないでしょう。それと保険が高い。 病気になれば容赦なくキックアウトされる。つまり船から降ろされる。 保険があればいいけど、もし掛けてなければ大変な事になる。飛行機代、ホテル代も自費です。 医療費だって外国ではいくらかかるのか分かりませんよ。 確かに船だと寝る部屋に3食付きにエンターテイメントで至れり尽くせりです。 それは病気にならないのが前提。 家を売って船に乗るなんて滅茶苦茶。 家なら今すごく値上がりしているのに、それを売ったら帰る場所がない。 クルーズは確かに快適だけど、永遠に取っていたら『フライイング・ダッチマン』になる。 私達は2000年頃から毎年2週間程度ヨーロッパ中心に乗り、約30か国を回りましたが あの頃は平和な時代で実に良かったです。ヨーロッパのバス旅行は2度。あれはしんどい。 スーツケースを開けたり閉めたり。体力勝負。クルーズならホテルが動いてくれる。 15回くらい乗ったけど楽しかった。旅先でいろんな人に逢えるのがいい。 でも、私達ももうそろそろ動かない方のに移る年齢なんですがね・・・・・ 一生かけて働いたものを一気に吐き出す覚悟が要る。 お金は持っていけないから 生きているうちに使うならそれも良しと。寿命と経済の兼ね合いが難しい。 レオンカバロのオペラ『道化師』で、 旅回りの座長カ二オが妻を殺し、妻の愛人も殺し た後に言うセリフ『ラ・コメーディア・ラ・フィ二ータ』『喜劇は終わりました』とさ。 何と云う洒落たセリフなんでしょうねー。人生は所詮喜劇なんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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