カテゴリ:北海道・道東の春
北海道・道東の春(その7) ウトロ側に位置する5つの小さな湖 原生林に囲まれ、 知床の山々を湖面にたたえて静かにたたずむ湖。 原始のままに保存し、 植物や動物が豊かに生育、生息し続ける環境を 守り続けている知床五湖。 (早春の一湖:湖面に映る知床連山) 知床連山の残雪を 湖面に映して、 まだ浅き春。 萌え出でんとする芽吹きの季節、 木々の枝は淡い紫色に霞み、うごめいて、 来るべき新緑の鼓動が聞こえてる。 (5つの湖は、一湖、二湖、三湖、四湖、五湖と呼ばれ、一湖は高架木道で、自由に 散策できるが他の湖を巡る散歩道は、厳しい条件をつけ、 観光客の無制限に入ることを制限している) エゾシカの楽園 若草も青み増して 明るい春の陽光満ちる草原を エゾシカも三々五々と草食みて おだやかな昼さがり 厳しく長い冬を 潜り抜けて 迎えた 春 エゾシカたちの楽園 知床の春 草食むエゾシカの遠景にある 高架木道は、 一湖を巡る散歩道 (立派な高架木道) この辺りはヒグマの棲息環境のなかにあり、 ヒグマが出没するので、 観光客とヒグマを棲み分ける木道。 電気柵も施され、ヒグマが近づかないように配慮されている。 ほら、 キタキツネも こんなに真近に見ることができました。 湿原には 水芭蕉も咲いていました。 水芭蕉咲く湿原がある環境は まだまだ自然が豊かに残されているあかし。 (開発で真っ先に破壊されるのが湿原の植物たち) このほかに、二湖、三湖、四湖、五湖を巡る
地上遊歩道が設けられているが、 棲息する動物や植生を守るため、 時期やガイド付きでなければ入場できないなど、 原始の自然環境を守るためのさまざまな努力がなされている。 しかし近年、 エゾシカが増え、町に出没して人間の暮らしに被害を加えたり、 クマさえも冬に町に出没するなど、 人と動物とが共生する暮らしが崩れている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.08.01 11:48:15
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