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麦麦学校　宿直室

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カレーパン10

[カレーパン] カテゴリの記事

全10件 (10件中 1-10件目)

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華麗なる大円舞曲

生きてます。何も変化なく元気です。ただ、更新サボリ癖が抜けてないだけです。今回は今更ながらのネタ。山崎パンの商品「華麗パン」これを知ったのは、正月のニューイヤー駅伝。ＴＶ中継では「ヤマザキスポーツスペシャル」という冠名がつく通り、山崎製パンがスポンサーである。画面を見ていると、スタート地点でこの華麗パンが沿道の観客に無料で配られていたのだ。今すぐにでも群馬県庁前に行きたい！という衝動に駆られたが、ＴＶを見ていた場所からは最速でも２時間は越える。嘆いた。というわけで後日、これを買い求めて味見してみた。ヤマザキの標準のカレーパンは円形だが、華麗パンは楕円形。生地が少しサクっとしている。具もちょっと深みのある味つけになっている。これはこれで旨いが、華麗か？と言われるとそうでもないような。華麗さはないが、少なくともカレーではある。ドラマは観ていない。山崎パンは不二家を建て直すために重要なキーを握っている。そちらに注力して頑張って欲しい。

February 12, 2007

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WHITE BREATH

久しぶりの更新。カレーパンネタはかなり溜めていたのだが、食べた時の感想が日々薄れて行く。うーん、困った。もう一度、一通り食べなくては・・・・。その中でも比較的印象に残っているものを紹介する。岡山VIVREの1Fにある「パストラーレ」の、北海道ホワイトカレー。160円くらいだったと記憶している。実は、ホワイトカレーを具にしたパンを、以前にも食べたことがあった。それは、高島屋でやっていた北海道物産展でわざわざ200円超も出して購入したもの。これが、カレーパン人生最悪のカレーパンであった。焼きタイプなので中は当然空洞。それは仕方ないとして、具がないのだ！いや、空洞の内壁に薄く塗られている程度には存在していたのだが、ほとんど無いと言っても良いものだった。ホワイトカレーどころか、カレーの風味さえ感じられないくらいだった。このような、カレーパン不信になりそうなほど壊滅的ダメージを受けた「高島屋の悲劇」からようやく立ち直り（大げさ）、再度挑戦してみる気になったのだ。恐る恐るかじって見ると・・・。具があった！！当たり前のことなのだが、すごく安心と嬉しさがこみ上げてきた。いや、高島屋の悲劇がなければ、何てことない程度の量なのだけどね・・。ホワイトカレーとは、どうやらホワイトシチューのカレー版らしい。ホワイトシチューの風味とカレーのスパイスの風味を同時に感じる。製法は不明であるが、スープカレーを全国に広めた北海道の次期期待作のようだ。何か、緒方直人を食べているような気がした（食べたことないけど）。タイトルを井上陽水、OFF COURSEそしてTHE ALFEEの曲名で綴ってきたが、限界。これからはアーティストを問わずに、でも何らかの曲名をつけて行くことにしました。

December 6, 2006

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SWEET HARD DREAMER

神戸イスズベーカリーで買ったもう一つのカレーパン。新商品のコーナーにあった、その名も「ダッチカレー」168円。見た目はハード系生地のフランスパンだ。パンの紹介文として、「ビーフカレーとクリーミーチーズを包んでいます」と書かれている。カレーにチーズ、カレーショップなどで良くあるオプションだ。相性はよさそう。中はこんな感じ。焼きタイプのカレーパンなので、空洞は仕方ない。カレーはビーフカレーパンとおそらく同じであろう。悪くない。そして真ん中にあるチーズ、これが熱々でとろとろに溶けていたら良かったのだが・・・。失敗した。このパンをトースターで軽く焼いて食べたが、あくまでも軽く暖めた程度だったので、中にまで熱が通りきらず、とろとろチーズを味わえなかったのだ。やはりこれは焼きたてを食したかったなあ。皮が固くパリパリで、チーズの甘さがビーフカレーに溶け込んでいる。パンも淡白なフランスパン系なので具の味を邪魔せずに、むしろシチューに合わせるバゲットのように調和するであろう。と、想像すると結構夢のような存在のパンだったのではなかろうか？是非もう一度買って熱々で食したい。だからこれを期間限定ものにせず、通年のレギュラー商品にして欲しい。そして続編としてシチューパンなども作って欲しい。

November 27, 2006

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悲しみの雨が降る

雨の日曜日。なぜか神戸に遊びにきている。本来の目的はWINS神戸で競馬JAPAN CUPの馬券を買うこと。昨晩急に神戸行きを思いつき、往復ともJR在来線でのんびり遠征した。18切符があれば・・・。神戸といえば、南京町。WINS神戸から近いこともあって、レースの合い間に何度か徘徊して餃子、シュウマイを屋台にて賞味。南京町は普段の日祝日は大混雑するが、昼前に到着してときは予想外に閑散としていた。店も半分ほどが閉まっていた。11時なのでちょっと時間が早かったかな。雨天ということもあって少しもの悲しい雰囲気だった。夕方頃は少し人が増えてきたけど。その中で何時に行っても長蛇の列となるのが豚饅の「老祥紀」。待つのがあまり好きではない僕は、元町商店街をひたすら西へ。このアーケード商店街が元町５丁目に突入して人通りが減ってきたあたりに、この「老祥紀」の分店がある。こちらはガラガラ。穴場である。1皿3個をおやつ代わりに平らげた。小ぶりな豚饅で1つ70円。でも以前に食べた記憶からすると、具が半減したような気も。こんなに少なかったっけ？？？ちょっともの寂しい気分。さて、神戸といえばもう一つ個人的に欠かせない店がある。イスズベーカリーだ。元町界隈に数店舗あるが、いつも行くのは三ノ宮に近いあたりでJR線路の北側すぐにある店。ここの人気商品「ガーリックフィセル」がたまらないのだ。ガーリックバターを染み込ませたフランスパンで、割とどこの店にもある商品なのだが、イスズの商品が僕の中では最強。もちろん購入。これだけでは寂しいのでカレーパンも2種購入。まずは1つ目、ビーフカレーパンを紹介する。感想としては、平凡な、標準的なカレーパンであった。ビーフ、と言われなければ、ん？ビーフだったの？？という気になるが、ビーフ、と言われると、なるほど、ビーフだ、という気もする。悪く言えば個性がないのだが、かと言って減点材料もない真面目なカレーパンである。パン部分もおいしいし、サクっとしているし、具も量、辛さ、粘度とも標準的。でも147円という価格からすると少し寂しい。ディープインパクトが勝ったのは嬉しかったが、馬券戦績は悲しいほどの惨敗。食べる方も、期待していたレベルからすると寂しい結果に終わった。とはいっても、豚饅やパンのレベルが落ちたわけではなく、久しく訪れていない間に美味しいイメージが膨らみすぎていたせいだろう（と信じたい）。

November 26, 2006

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裏切りへの前奏曲

東京出張時には、マイレージ目的と新幹線より安い！という理由でJALを使う、という話は以前にどこかで書いた。JALが発着するのは羽田第１ターミナル。ここの京急に乗り換えるところにあるのがパン屋チェーン店、「VIE DE FRANCE」である。朝一の岡山→羽田便が最安なのでこの便を使うことが多い。その時は、岡山空港のサンマルクカフェでごく軽い朝食を取り（コーヒーと小さなパン1個）、機内ではオレンジジュースを頂き（昼や夜に乗る時はコーヒーを頼むが、朝3杯は飲み過ぎなので）、羽田に着いたらここVIE DE FRANCEで焼きたてクロワッサンをコーヒーとともにのんびり頂く、というパターンが多い（朝からどれだけ食べるんだ）。そのVIE DE FRANCEがついに岡山にオープンした。岡山駅の新しい中央改札（橋上改札）を出ると「さんすて（サンステーション）」の店舗が目に入ってくるが、その中でも割と目立つところに店がある。実は、7、8年ほど前には倉敷駅近くにもあったのだが、閉店してしまっていた。羽田で商品のラインナップは分かっていたので、岡山のVIE DE FRANCEでは羽田であまり買わなかったカレーパンを買ってみた。買ったのは「カリカリカレー」158円。VIE DE FRANCEは街のパン屋に比べると全体的に少し高め。カリカリカレー、なんとも旨そうな響きである。が、ちょっと残念だった、というのが正直な感想。商品名にもなっている「カリカリ」の食感は確かにある。見た目は濃い揚げ色なのでじっくり揚げることでカリカリ感を出している、とも言えるが、それ以上に、生地の片面を極限まで薄くすることで成し得たカリカリ感であると言える。皮（生地）を片面薄くしたためか、揚げタイプにしては珍しくあの空間が内部に広がってしまっていた。そりゃ、薄くすれば、生地はカリカリするよなあ。ちょっと裏切られた気分。そしてこの裏切りはまだ序章だった。↑ちょっとつぶれてしまったが、上面の生地が極端に薄いことが確認できる気を取り直して具に期待して食べ進んで行くのだが、カレーパンの外見上の大きさから期待される量より具が少なめなのだ。これまたガッカリ。裏切られ感に浸らされる。いや、悪いことばかり書いているが、カリカリ感は確かだし、具も少ないなりに辛さは普通レベルに抑え（不自然な香辛料バランスで辛さだけを出した具よりずっと良い）、甘味もあり、といいバランスのものではある。全体的に悪くないんだけど、158円という値段で多くを期待しすぎたかな。

November 25, 2006

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挽歌

岡山駅西口の奉還町商店街の中に、これまた街のパン屋であるフジマルベーカリーがある。無添加パンの店として定評がある。そこの定番商品、カレーパンではなく、ちょっとひねってカレーコロッケパン137円を紹介。そもそもカレー粉で味付けしたじゃがいもはコロッケの具としてなかなか適している。そんなカレーコロッケがパンに挟まったら、旨くないわけがない。この店のカレーコロッケパンは、丸々のコロッケをバーガーのようにパンに挟んだのではなく、半切りにしたコロッケをパン生地に練りこみ、生地と共に焼いている。だからサンドタイプのパンのようにコロッケだけ取り出してパンと別に食べる、という邪道な食べ方ができない（しないか・・・）。しかも食べ進んでコロッケが小さくなった時にポロっと落とすという悲劇も回避できる。生地がコロッケをしっかりホールドしてくれているのだ。そのコロッケだが、じゃがいもだけではなく肉も入っている。とはいっても「挽」肉だが・・。でもその挽肉がしっかりと入っている。キーマカレーとまではいかないが、肉屋の挽肉コロッケ並みにしっかり肉が入っている。カレーの辛さは控え目。確かにカレーコロッケに激辛を求める必要はない。カレー風味、という程度がちょうどいいかも知れない。生地がどちらかというと甘めなので食事パンとしても、おやつパンとしてもいける。ただ、おやつパンにする場合、注意事項がある。しっかりコロッケが奥深くまで存在しているので、見た目の印象より食後感はずっしり来る。空腹をまぎらわすおやつのつもりが、少食の人なら充分に一食分の食事になってしまうボリューム感を持つ。幸か不幸か、僕にとっては「おやつ」だが・・・。

November 20, 2006

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街角のヒーロー

先日、グランヴィア工房のカレーパンを岡山倉敷地域最優秀カレーパンに認定したにもかかわらず、それに並ぶ逸品が発掘された。そのカレーパンを売っている店の名は「ビーバーズベーカリー」で商品はビーフカレーパン。大きさや形状、揚げ具合、具のカレーの質感はグランヴィア工房のカレーパンと似ている気がした。価格も同じ130円。よってこの２つは甲乙つけがたい。ビーバーズのカレーパンは少し辛めで、商品名の通りビーフ風味が強い。これまたトースターで焼くと外側がカリっと、中の具がとろっとしてたまらない。ただし具の中に玉ねぎがそのまま入っているので（みじん切りなどではなく1cm角くらいの大きさで歯ごたえを残した形で入っている）、そこで好き嫌いが分かれるかも知れない。もう一つ買ってみたのがコロッケパン。こちらは110円。良心的な価格である。これまた町のパン屋で真面目に作ったコロッケパン、という感じだ。よくありがちなコロッケの味を台無しにするマヨネーズやソースたっぷりのものとは違い、素朴ながら旨い。千切りキャベツもたっぷり入っている。この店は倉敷で割と近いので、グランヴィア工房まで行かなくても入手できるのが嬉しい。決して派手でもなく、存在感を誇示しているわけでもない街角のパン屋だが、実力はなかなかのものを秘めている店ではないか？こういう店、大好きです。

November 19, 2006

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悲劇受胎

ハローズというスーパーのチェーン店がある。これがここ数年で倉敷市内に次々にオープンしている。その中で比較的良く日常の買い物に出かける店の中に併設されているパン屋でカレーパンを購入してみた。カレーパンといえば揚げカレーパンが普通だが、最近「焼きカレーパン」をあちこちで見かけるようになった。揚げ油のずっしり感、もたれ感を解消してさっぱりと食べられるのがウリなのだが、なかなかいいものに当たらない。ここハローズでも２種類売っていたので両方買ってみた。今回は焼きカレーパンの方を紹介する。結論からすると、やはりやられた。「空間」を食べさせられることになった。生地も具も味としてはそれほど悪くないのだが・・。以前にも書いたが、パンの中に空間が身ごもっているのは悲劇的である。しかしこれは焼きカレーパンの宿命かも知れない。揚げる場合、最も外側がいきなり高温にさらされることになり、まずそこですぐに固い外殻が出来上がる。その後徐々に内部に熱が伝わって行く過程で生地が膨張するのだが、外殻ががっちり固められているため、外には膨らむことができず、その圧力は中心へと向かうこととなり、生地が核となる具に押し付けられ、結局生地と具の間に隙間が生じることはない。しかし焼く場合、オーブンの設定温度は揚げ油の温度と同じでも、液体である揚げ油とオーブン内の気体では熱容量が違いすぎる。90度のお湯に漬かったら全身大火傷で生命まで危うくなるが、90度のサウナに入っても火傷することはない、という例と同じ。オーブンの中では、外殻が固まらないうちに生地全体が膨張するので、その膨張圧はいくらでも外側へ逃げて行くのだ。抵抗の大きい中心核へ生地が向かうことはなく結果として内部に空間が形成される。空間のない焼きカレーパンを食べたかったら、やはりナンのように平べったくするか、サンド状にするしかない。いや、密閉容器に入れて焼けばいいのか。でもそのようなカレーパンはいまだにお目にかかっていない。ところでハローズは、店の看板にでかでかとHALOWSというローマ字が掲げられている。Helloでも、Hallowでも、Haloでもない。どういう意味なんだろう・・・。

November 16, 2006

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From The Past To The Future

今日のカレーパンは、町のパン屋の商品ではなく、いわゆる袋パン。商品名は長い。ヤマザキの「今、昔し語り継がれる　呉海軍亭肉じゃがカレーパン」。大和ミュージアム来館者200万人突破記念、のシールが貼られていたのでおそらく期間限定の企画商品であろう。呉海軍亭カレーは、広島の土産で人気のレトルトカレーらしい。昔から語り継がれているかどうかは知らない。袋パンは買ったら開けてそのまま食べる、といった食べ方をされることが多いが、カレーパンの場合、パンから出る水分が袋の中でパン全体にまわり、外側のサクサク感は絶望的に期待できない。そのため一度トースターで軽く焼くのが良い。そうすることで外表面の水分が適度に飛ばされてサクサク感がよみがえる。さらに浸透していた油が高温によりサラサラになり、天ぷら紙の上などに置いておけば流れて吸収されてくれる。余計な油分は取りたくないのだ。また、中の具も温めた方がおいしく感じる。よって今回のパンももちろんトースターで焼いて食べた。外観はヤマザキのスタンダード商品「カレーパン」のような丸型ではなく楕円型である。しかし楕円にすることで、丸型のような中央の高さが犠牲になる。つぶれやすいのである。実際、流通過程で適度につぶされたためか、内部には空洞部分がなく具がしっかり詰まっているように思えた。商品名にもなっている肉じゃがだが、いわゆる定番家庭料理の「肉じゃが」ではない。単に肉とじゃがいものかけらが入っている、というだけだ。袋に中辛と表示されているが、最初に感じるのはヤマザキらしい甘さだ。後からピリピリとした辛さがやってくるが、基本的には甘い。成分表示を見ると、チャツネ、砂糖、りんごペーストが入っていた。そりゃ甘いはずだ。保存性を良くしたい事情もあるのだろうけど、カレーに砂糖は禁じ手だと思う。袋パンにしては美味しい方だと思った。が、その値段は126円。ヤマザキカレーパン80円の1.5倍おいしいか？と言われると難しいところだ。まあ牛肉のかけらが入っている分、妥当な価格と言えるかも知れない。今気付いたのだが、カレーパン写真は断面を見せないと伝わらないことが分かった。たわしのような外観ばかり映してもねえ・・・。次回からは断面写真を載せるようにしよう。とはいえ、丸齧りがカレーパンの一番の賞味方法だと思っているので包丁は入れたくない。歯型が見苦しくない限り、食べ進んだ断面を撮影することにしよう。

November 14, 2006

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メリーアン

またまた一週間以上開いてしまった。先日は高校時代のクラスメイトが岡山へ出張に来たのでなぜか韓国料理の店で飲んだ。その後も庄やへ。もう少し岡山ならではの店をチョイスすれば良かったが、それほどウリがある土地でもないしなあ。ま、楽しかったからいいか。岡山までは近いといっても、倉敷からは電車で15分程度かかる。だからそれほど日常的に岡山へは出かけない。そのため岡山へ行くと必ず駅に隣接したホテルグランヴィア岡山にあるパン店に行く。ホテルグランヴィアはJRホテルズのホテルで、岡山駅周辺ではおそらく１，２位を争うくらい格の高いホテルである。そこのパン屋となると、一つ一つが非常に高価な、非日常的価格のパンばかり売っているのでは？と思ってしまうが、そこのパン屋は違う。町のパン屋的な価格設定で、しかしながら店内で焼いていて質は良い。その店「グランヴィア工房」で必ず買うのがカレーパンである。聞くところによると、30分毎に揚げたてが店頭に並ぶらしく、いつもカリっとしている。外側だけカリっとしているカレーパンはありがちだが、ここのカレーパンは中の具も良い。カレーパンの具としてのカレーは、少し粘度を持たせたものが好きである。カリー餡、とでも言えば良いだろうか・・。本格派を狙いすぎて粉っぽくなったものはあまり好きではない。本格カレーを食べたいなら、ナンかライスで食べれば良い。もう一つ、ここのカレーパンは具がしっかりと詰められている。これが重要である。カレーパンでがっかりするのは、中に大きな空洞があって、カレーがその内壁に塗られている程度しか詰められていない代物だ。生地を薄く延ばして少量のカレーと空気を包んだものを揚げることによって外見の大きさを保っている。齧ると大部分は空間を食べることになる。これはなかなか空しさを感じるものである。例えば、幕の内弁当などに入っているカツをとんかつだと思って齧ったらハムカツだったときの空しさ、と言えば伝わるだろうか。そういうものが、意外にも高級なパン店の商品に多いのだ。しかしグランヴィア工房のカレーパンは130円。価格と質のバランスから考えると、僕が思うに今、岡山倉敷地域の最優秀カレーパンと認定しても良い。

November 11, 2006

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