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テーマ:司法試験・法科大学院(2199)
カテゴリ:商法の教材
弥永真生『最新重要判例200 商法』[第3版](弘文堂,2010)252頁
筑波大学大学院ビジネス科学研究科教授の著者による判例集。 会社法に関して,平成26年改正には対応していません。 手形・小切手に関して,平成23年の非訟事件手続法の全部改正には対応していません。 手形・小切手の判例が72件,商法総則・商行為の判例が62件,会社法の判例が88件,合計で222件の判例が収録されています。 本書は,黒と青の2色刷りで,事実,判旨,解説について1つの判例につき1頁にまとめられています。 私は商法の各分野の基本書を弥永リーガルマインドシリーズで揃えているので,受験勉強を再開するにあたって,最初は本書をメインの判例集に選ぼうと思っていました。 しかし,その時点ですでに本書は少し古くなっていたので,改訂版が出るまではしばらく様子を見ようと購入を保留していました。 そんな折,『会社法判例百選』の第3版が出版されました。 『会社法判例百選』の記事でも触れた通り,『会社法判例百選』の第3版はAppendixが導入されたことにより収録判例数が大幅に増加しています。 元々,弥永最新重要判例200では会社法の判例数が不足していると感じていたので,この頃から判例百選の方に魅かれるようになりました。 そして,商法(総則・商行為),会社法,手形小切手の各判例百選を使用した方が十分な判例数を確保できると考えた結果,各判例百選をメインの判例集にしようと決めました。 現在,会社法および手形法・小切手法の基本書の変更を検討しており,そうなると弥永最新重要判例200を使用する必然性もなくなるので,結果的にこの選択は正解だったと思います。 次回も,商法の教材を紹介します。 それでは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.01.01 11:40:45
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