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2009年09月15日
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テーマ:Jazz(1492)
カテゴリ:JAZZ
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わたくしは遺跡が好きです。あ、、廃墟とでも言うのかな。。
現存する立派な建物をみるより、僅かに残された建物の土台、痕跡、、廃墟?みたいなのに惹かれます。
今まで一番胸が熱くなったのが、イギリスの北海を望む険しい峠に残るローマ軍の砦の跡。
冬は雪で閉ざされる、、この地の果てで、ローマの若者が異国で異国からの侵入者を監視していたのです。
母や恋人の元に帰りたかっただろうなぁ。。って、もの想い、、静かに瞑想したのでした。
わたくしのちっぽけな想像力を刺激してくれるものが、、好き。。

わたくしが大好きなステファノボラーニ。。
この3人の同じメンバーでのレコーディングは三枚目です。
デンマークのStuntレーベルからボデルセン名義で2004年に「Mi ritorni in mente」、2005年にはボラーニがトップで3人名義で「Gleda」。。そして、今回は、ECMからボラーニトリオでこのアルバムです。
3人が一緒に参加しているアルバムはわたくしはStuntレーベルでもう一枚持ってます。
ボデルセンの奥さまの「Close To You /Katrine Madsen」って、、まぁ、メンバー目当てで買ったわけですが。。(^_^);;
で、、Stuntの前作二枚は周りではかなり評判が高かった。
ボラーニはすばらしいピアニストだと思うのですが、どうも遊び度、自由度が高く羽目を外しすぎると、ジャズファンの琴線からは遠ざかってしまったりします。まぁ、それもボラーニなのですが。。。
デンマークのこのメンバーと演奏するときのボラーニのシリアスなジャズ度は高く、わたくしが常々かっこいいボラーニを聴くにはラヴァとのアルバムが安心、って、言ってますが、、ラヴァとはまた魅力の素顔をみることができるような気がします。
ボデルセン曲2曲、ボラーニ曲4曲、他3曲。。

オープナーのブラジルのカエターノ・ヴェローゾのDom de iludirに始まる美しさはまずは「静と光」から。
朝露の輝きでもみるような静寂の中の美。瞬間時間がとまったような静かで清らかな空間。
ベースとドラムがフィルインしてからも、ベースソロに移ってからも静かな胸のときめきはとまりません。
うつむき加減ではにかむ少女のようなボラーニのピアノ。
ボデルセンの曲が2曲続きます。
まずは、少し温度の高い Orvieto。透明感はそのままに鍵盤を縦横無尽に駆け抜ける。彼のエネルギーはそのままメンバーも引っ張って満潮のように感情が盛り上がる。
ミステリアスな雰囲気のEdith。仄暗い音の選択が続き「静と影」のイメージ。潜在意識に潜む不安をかき立てながら進行して気がつくと密度の高い緊張感溢れる演奏に。
ブラジルからの選択2曲目はジョビンのBrigas nunca mais。(もう喧嘩はしない)
先日聴いたハーシュのジョビン集では、明るく大はしゃぎな演奏でしたが、こちらは真逆。
しっとり、大人の和解です。少ない音の一つ一つにじっと聴き入る感じ。素敵♪

ボラーニもすばらしいけど、ボデルセンが大変すばらしいと思うのですねぇ。
随所ですばらしいオーラを発してます。もちろん、どんな時にも的確な音を提供するモーテン・ルンドもすばらしい。

ボラーニの曲が2曲続きます。不思議なテーマで少しアブストラクトな感じですが、次第に熱をおびて行きます。
優雅さを保ちつつもアグレッシブなインタプレーに一気に緊張感が。。
Un sasso nello stagnoは明るく大らかに開放感のある感じ。
フランスの作曲家フランシス・プーランクの15の即興曲より Improvisation 13 en la mineur。
終始緊張感溢れる三位一体の演奏。ひんやりと密度濃い演奏。
最後の2曲もボラーニの曲です。
まずは、明るい雰囲気を持ったAsuda。ボデルセンのベースソロに合わせるピアノが何とも可愛らしい感じ。
次から次に出てくるボラーニフレーズの嵐。
静かに3人の言葉を紡ぐようなJoker in the village。湖に落とした石。それが作る波紋。
そんな感じで静かに3人の意志が伝わりあう不思議な感覚。。
時が来て、、終演。

3人のメンバーの創りだす世界がECMの美学と融合して内省的なサウンドになってまぁす。
心中的にはかなり昇天度が高い。。水晶の結晶をみるようでした。

ボラーニファンはもちろん、、ecmファンにも大丈夫かな。。と。

1. Dom de iludir
2. Orvieto
3. Edith
4. Brigas nunca mais
5. Il cervello del pavone
6. Un sasso nello stagno
7. Improvisation 13 en la mineur
8. Asuda
9. Joker in the village

Stefano Bollani (p)
Jesper Bodilsen (b)
Morten Lund (ds)


秋の夜、庭からは虫の声がきこえます。
空は雲が多く、光は少ない。
暗闇に浮かぶ雲の透き通る感じがその向こうに光の存在を暗黙に語ってます。

〆張り、、ひんやり常温で、、ちょっとだけ。。飲もうかなぁ。。

さちさち。。退散いたします。






最終更新日  2009年09月15日 20時52分26秒
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