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テーマ:本のある暮らし(3339)
今日は、完全なるフィクション語り部のスズックでーーす。(爆) まずは、前振り。(爆)(わけがわからん人は、、こちらを参照!) その夏、、早瀬は真新しい背広を着ていた。 そして、沢山の汗をかいた分、、夏は駆け足で過ぎさった。。 気がつくと学生という時代は、夜汽車で通り過ぎる駅のように暗闇の中で青白い光を投げかける駅のように、、次第に遠のく小さな点であった。。。 ふと、もう一度振り帰った時には、それは夢の中の出来事のようだった。。 てなわけで、それからうん十年が過ぎました。(爆) 立派に社会人になった早瀬こと八木でかいのは、本人の希望どおり仕事一筋、、なわけがなく、、 まぁその迫力あるサックスで、「趣味と実益」?を兼ねた音楽ライフ送っていたのでありました。 まったくなぁ。。周りの迷惑顧みず。。本当になぁ。。(爆) 最近では、こやぎとか呼ばれても、動じない貫禄もつき(爆)新潟の素敵な「オーディエンスさま」も巻き込み、、素敵な音楽三昧だったのであるが。。 そんなある日、こやぎでかいのにある情報がもたらされた。 それはね、弟こやぎが熱心な信者である恩田さまの新刊の中の人物早瀬は、、「兄ょ、あんたみたいだよ」、、 なんと、「ブラザー・サン シスター・ムーン」の中の登場人物のモデルかぁ。。 そんなある夏の日、、早瀬、、ではなく、、でかいこやぎは、西武新宿線の下り各駅停車に揺られていた。 怒濤の新潟のジャズストから約一ヶ月。放し飼い燃え尽き症候群の傾向がチラほら。。の今日この頃。 しかし、、しかし、、今日はそんなこと言ってはおれん。。 何故か、、ジャズ研、学生のりで、あの恩田陸さまがライブにやってくるらしい。。ってか、来る。 さすがに、ちとビビッタものの、ライブのお客さまは1人でも多い方が良いに決まってます。はい。 この情報を事前公開できないのは、、惜しいなぁ。。 甘ァい枝豆の臭いが充満するオルガンジャズ倶楽部でリハが終わる。 こやぎでかいのも恩田さまにサインをもらう為の「本」を確認し、、カメラも確認し、、 準備ばんたん!あ、、まだ、、選曲が決定してないじゃん。(爆) 専属録音係、宣伝係、、、美しいおねえさま、若いお兄さま、、閣下。。等々。。 ちょっと、空気がドロドロしてるけど。丁度開始時間だな。 前回の放し飼いライブは、新潟ジャズスト。 開始時間からン分に全ての神経を集中させた凶悪路線。。 今回は、仕切り直しつうか、、あれ以上のアイディアが浮かばんとのことで、Like Someone In Loveから。 とりあえず、この曲の良さ、まったり脳天気な感じで始まる。 と、言ってもワンコーラスごとにコードかえる仕方アレンジ。 苦労のわりには、インパクトが少なかったかもと、しきりに反省。 と。。。。。気がつくと、、、ライトブルーのブラウスが眩しい小柄なかわいい女性が。。 何となく、、会場のあちこちで、、「アイコンタクト」がかわされる。。(笑) 妙な緊張が漂うのだが。。何時も以上にグダグダなMCのへて、リハで結構かっこよく決まったショーターのNight Dreamerヘ。お似合いじゃん。ショーター曲ってミステリアスで大好きだな。 でも、どうも、、このバンドのメンバー的にはショーターの曲は評判がよくないらしい。。 なんでやンネン。って、あまりにピッタリ過ぎる選曲だからだろうか。。 やっぱ、ホレ、フロントもいいじゃん。って、何時ものしつこいいやらしさが良い感じだ。。 ちょっと、何時もと違う緊張感が漂うこやぎ弟のソロも無事終了。 って、拍手ももらって、一安心。(って、誰に!!) Liberty Cityでは、ジャコのビッグバンドで有名だけど、ベーシスト無しで、しかもフロント3人(お兄さま八木参加)とか、、慣例の講釈を述べてなんだか、黄色い声援も受けて楽しく決める。 これ、最初のところ、、観客の歓声が妙に巧くはまってる。パーティのクラッカーみたいな効果音みたい。 まぁ、多少の失敗も難なくこなし。。無事?終了。 ここまで、放し飼い的には意外とベンチャー度も低く、無難にこなす。(爆) って、ことで1セット目も終わって休憩できるので、ここはチョット、、スリルありな曲にチャレンジ。 ジェフベックでお馴染みのLed Bootsでっす。そうです。名物、○○の居ない○○曲シリーズです。 今日は、ギターの居ないベック曲です。 そういえば、、2月のある日、、廊下を歩きながら、、この曲聴きました。 会場に入るといきなりカリウタの重戦車級のドラミングに圧倒されたんじゃ。 やっぱ、この曲で燃えないドラマーはいないょなーー。デヘヘ。 オリジナルもドラム炸裂だしねぇ。 このバンドはこういう曲になると妙にみんなやるきだす。 仕方オルガンも炸裂。仕方オルガンって、妙なところで沸点が低くなる。 ガンガンとエフェクターかませた弟こやぎも快調。飛び道具が妙にはまってますな。 綺麗な路線よりこちらの使い方の方が、今のところ、、いけてる。 当然早瀬本人も燃えます。ちと、クリポタ入ってテルよねぇ。 でも、やっぱ、この曲で一番かっこいいのは、ドラムです。はい。 無事終了! さて、お休み時間は、局地的に盛り上がって、、何故か、、サイン会! なんと、恩田さま自らがお持ちになった「ブラザー・サン シスター・ムーン」に3兄弟のサインをおねだり! なんだ、この可愛らしさはぁ。。。。。。(ますます。。はぁとぉ) ソンでもって、兄弟と、写真会、、! どさくさに紛れて、他の人間もこの恩恵をこうむる。。 人類みな八木兄弟でよかったよぉ。(爆) キャ~~キャァと、大騒ぎの内に、ちょっと早めに2セット目が。。 清く正しいジャズファンなら一家に一枚ハンクモブレーソウルステーションで有名なThis I dig of you。 お兄さまこやぎも参加して、華やかな幕開け。 と、ここで、まぁ、会場誰でもわかってることを暴露。こういうのは、暴露といわないよね。 そうです。恩田さまと、恩田さまがここに居るいきさつ、そして、ご本の紹介でっす。 その恩田さまに捧げるかのように、バラードDarn That Dream。。みんなで熱唱。 オルガン講座もあって、まぁ、生ハモンドの中味や、その味わい(爆)の説明もございまして、和やかな内にAll the things you are へ。いきなり快調な飛び出しです。仕方ベースの快調なベースラインにのってドラムに谷に突き落とさンばかりのプッシュで、凶悪に野山を駆け回る放し飼い的本望。対称的に野山を散歩するかのごとくゆっくりと登場して後半ぶっ飛ばすって、これも兄弟仲のよい証拠だな。はいはい、よくできました。 最後は、Tower of PowerのSquib Cakes。お兄さまこやぎも参加で、もう、3兄弟で、でたらめ具合爆発。 この手の遊びはホントに楽しそう。しかも、仕方オルガン絶好調。ロングトーンガンガンの途中からやめられないとまらないって、状況ですね。仕方猛獣使いがムチをフル瞬間ですね。いい加減そうだけど、音符の切れ具合はぴったり合ってる3兄弟。(音程は。。ドかな。) と、アンコールまでもらい、素敵なConfirmation。 こういうのはネ、みんな力抜けて良い具合です。はい。瞬間的にそれぞれがこのライブで一番素敵な局面を見せたりするモンですね。ダハハ。 大円団! なんとまぁ。。最後までこのライブにお付き合いくださった、ライトブルーのブラウスも眩しい小柄な女性。 恩田陸さま。。仕草もかわいかったな。お話しの端々には、少し貫禄もあったけど、、やっぱ、随分気をつかって下さって、、ホント、優しかったな。 って、みんなの感想です。はい。 で、抜け目なく、、次回のライブ、 11/21(土) 八木ブラザーズ "complete"@Little Giant (田園調布) の八木ブラ東京公演、ドングロ特集の宣伝もしちゃって最高! 12/10(木) 放し飼い+ @オルガンジャズ倶楽部(沼袋) これで、完璧! 随分長い間うつらうつらした。。 ここは何処だろう? 窓越しに進行方向に目を移すと、そこには、こうこうと輝く駅が見えてきた。 やがて、電車は速度を落としてホームに入ろうと準備を始める。。 ここは終着駅か?いや、、終着駅はまだ遠いな。 この明るく輝く駅で途中下車してみようかな。。 電車がホームに滑り込む、、寝ている隣人を起こさぬようにそっと席を立つ。。 降り立ったホームには、秋風が。 って、ことでおしまい♪ ジャンジャン!! 参考物件は、東欧はマケドニアからブンと新潟経由で飛んできた、、 Groove Addiction/Hanashigai Trio + 臨場感溢れるライブ現場を切り取ったマケドニア製のライブ盤でございます。 何時も、ジャケットにも遊び心たっぷりなのですが、今回は、、 こちらのジャケットからインスパイアされたようですヨン。 今後も宜しくお願いいたします! 追加 ここから3曲ほど八木敬之のマイスペースで演奏が聴けます。 私は聴けないけどね。 語り部はスズック御膳でした。 んじゃ、退散♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月18日 16時56分45秒
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