520713 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

California Journal

California Journal

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

ナデシコ彦

ナデシコ彦

Calendar

Recent Posts

Category

Archives

2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月

Favorite Blog

トライやると推しの… モグちゃん8704さん

タローの高校文化祭 ネットお見合いの真莉さん

結局、書いてる まきちゃん318さん

くろすけ雑記帳 くろすけ2004さん
ひねもす日記 ひねもす母さん
人生いろいろありま… syakiraraさん
Life is Unpredictab… shima0915さん
カナダ人ダンナJとの… munch8さん
アンリヴァージュで… アンリヴァージュさん
COOL!ダウン 妄想エ… ヤンスカさん

Comments

ナデシコ彦@ Re[1]:1歳7ヶ月(05/21) mama336さん >おはようございます^0^…
mama336@ Re:1歳7ヶ月(05/21) おはようございます^0^ そうだね~。 …
ナデシコ彦@ Re[1]:1歳半です。(04/21) mama336さん >おはようございます^-^ …
ナデシコ彦@ Re[2]:早いねぇ(04/21) D-Bさん >仕事中だったから…とか言い訳…
mama336@ Re:1歳半です。(04/21) おはようございます^-^ ナナミちゃん、…
D-B@ Re[1]:早いねぇ(04/21) 仕事中だったから…とか言い訳。 きちんと…
ナデシコ彦@ Re:早いねぇ(04/21) D-Bさん >もう1歳6カ月になったんや。…
ナデシコ彦@ Re[1]:1歳半です。(04/21) 赤い花3737さん >可愛いね~。 >毎日…
D-B@ 早いねぇ もう1歳6カ月になったんや。 ナデシコ…
赤い花3737@ Re:1歳半です。(04/21) 可愛いね~。 毎日が楽しみですね。 …

Freepage List

2005年07月11日
XML
カテゴリ:日本の家族
伯母家族のなかで、一番、客観的に物事を見ていると思われる次女。
私はこの次女に、伯母の謎の行動について、率直に聞いてみることにした。
娘である次女が、本当のことを言うのかどうかはわからないけれど
とりあえず、こちらの気持ちを伝えるという意味では、利益はあると思われ
話をしてみることにした。

伯母が気に入らなかったこと

1.カテーテルを始めた日、一晩中「尿意」を訴えて眠れなかった伯母。
そして、朝、伯母が眠りについた午前7時に母が看護師Sさんに電話をして
9時45分にカテーテルを持ってSさんが来ることが決まる。
Sさん到着後、カテーテルを今回の排尿のみにするのか
もしくはこのまま、入れっぱなしにしてしまうのかという意思を聞かれる。


血圧が極端に低下し、腎臓の機能も低下している祖母が排尿しなくなるのは
時間の問題。今回のカテーテルがそのときなのかもしれない。
そう思っていた。でも、私の一存で決めることはできず
無知の伯母にも承諾を得なければならなかった。

きっと伯母は、「カテーテル=体に管」というような古い考えなのだと思う。
納得がいかないような声色で、納得する意思を私に告げた。

祖母がカテーテルを入れてから、伯母が怒っていた。
どうして怒っていたのかはわからないけれど、私は伯母に言った。

「おばちゃん、カテーテルがいやなのだったら、今ならはずせるよ。どうする?」

「そうじゃないのよ。。。おばちゃんはね、おばあちゃんの気持ちを。。。。」

おばあちゃんの気持ちは、おしっこがしたいのだから、カテーテルしなければならない。

伯母は言い終わらないまま涙声で台所に消えた。

次女は伯母から

「私がおばあちゃんの部屋に入ったら、もうカテーテルがついてしまっていた。」

と聞いていた。
孫である私が、娘である伯母さんの意見をないがしろにすることは
これっぽっちも考えていないし、そんな事実があるはずがないことを伝えた。

その翌日、話のつじつまを合わせるように長女の口から
伯母の怒っていた言い訳が訂正された。
伯母は、自分に承諾する前にもうすでに
看護師がカテーテルを持ってきていたことが気に入らなかったのだそうだ。
それは、「カテーテルを入れる」ということが自分の耳に入ることなく
決定されていたというふうに、伯母はとったようだった。

これまでの選択・決断は、祖母の様態の変化により
迅速に行われてきた。
床ずれを予防するためのエアーベッドから、タンがだせなくなったときの為の
吸引機まで、使おうが使うまいが、即決で持ってきていただいた。
そういうペースでやっていたのが、伯母には「自分の意見を聞かずに。。。」
と思わせたらしい。
 
モルヒネ投薬についても、同じようなことだった。

尿意と痛みを訴えた翌日、ボルタレンが効かなくなりモルヒネの坐薬を
病院にとりにいかねばならなかった。
すぐに使っても使わなくても、ボルタレンが効かないのであれば
バックアップとしておいておかなければならない状態だから
伯母に相談せずに、自転車に乗って病院に取りに行った。
とりあえず、もらってきておいて使う前に話し合えばいいと思っていた。
そのことが伯母にとっては、「私に相談なしに、モルヒネ投薬が決断されていた。」
という風に映ったのだという。

医療に関する無知さや、母に対する嫉妬、本人の罪悪感と責任転嫁。
伯母は今、なんとかして祖母のケアーをしている私たちの揚げ足をとろうとしている。
そして、私たちを「悪人」にして、「罪悪感」を抱かせて自分の気持ちに整理をつけようとしている。

母は昨日、モルヒネが効いてようやく昏々と眠る祖母の傍に横たわり
涙を流していた。泣きながら私に

「これでよかったんかな。。。。」

と言った。
母だって苦しい。
祖母が昏睡し、もう話ができなくなる。
それを覚悟で、自分の母にモルヒネを使わねばならないのだから。

お母さん、これでよかったんだよ。おばあちゃんをこれ以上
苦しめることはできないよ。
大丈夫、大丈夫。。。。。

私は自分の母に、同じ決断ができるのだろうか。
多分、きっとするだろうな。そんなことを考えていた。

つづく








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005年07月11日 13時42分58秒
コメント(0) | コメントを書く
[日本の家族] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.