shimaさんの日記で 外国かぶれ について書いておられました。
日本人的な常識をはずれたり、日本人らしからぬ行動や考え方をもつことそのものが 「外国かぶれ」と言われるのでしょうか。
外国に長いこと住んでいるから エライ みたいな態度をする人がいるようですが、そういう態度が通用するのは 同じ人種間 のみです。私たち外国人は、母国人から見れば 何もしらない子供 と同じような扱いを受けることも日常茶飯事。だまされたり、利用されたりしても泣き寝入りしなきゃならないことだって よくあることです。
基本的にアジア人(特に日本人)は、欧米人や欧米文化に対するコンプレックスと憧れを強くもっていると思います。私自身、アメリカへの強い強い憧れを、子供の頃からもっていましたので、英語が話せることに 「優越感」 を感じていたことは事実です。ただし、この優越感は、日本に一時帰国したときのみ。
金髪で青い目で、187cmある めっちゃかっこいい夫 (妻バカ)を 初めて日本に連れて帰り、電車に乗って出かけたときも優越感を感じました。どこへ行っても、60代ぐらいのおばちゃんたちに大人気だった夫を自慢気に思いました。
子供のころから、英語やアメリカに対して憧れを抱き続けていたのですから、自然な感情だと認めます。ミーハーです。
ですが、アメリカ生活をしているとそんな優越感など 木っ端微塵 に打ち砕かれる毎日を繰り返します。毎日毎日、自分の無力さや無知さを思い知らされます。劣等感にうちひしがれるのです。
アメリカ人と結婚し、アメリカに永住しアメリカに骨をうずめる覚悟を決めたとき、現実を目の当たりにしました。劣等感を打ち壊し、そこを抜け出さなければ成功はないと気がつきます。
浦島太郎状態であったとしても、日本は自分が生まれ育った原点。居心地がいいものです。外国社会で暮らし、その中でもある程度の達成をした人たちは、やはりなんらかの「自信」をかもし出していると思います。
外国生活は、それをしたことがない人にはわかりません。見えない差別もいっぱい受けるのですから、ストレスがいっぱい、不安がいっぱい。そんな暮らしを長く続けると、自分が他の人間と 同等 もしくは 優位 に立てる状況があればやはりそれに乗っかってしまうのだと思います。
在外国邦人すべてが偉そうにしていたり、優越感にひたるような話や、かぶれているわけではありません。それなりに苦労をされた人達、そしてそこから成功や達成を得た人たちは、また違うと思うのですが。。。
偉そぶらない、できた在外国邦人さんたちはおそらく 「優越感を得られる場所」 を求めることなく、充実隠居生活を送られていることでしょう。だから、私たちが世間でお目にかかる 在外国邦人さんたちはまだまだ 「かぶれている」 人が多いのかもしれません。
私自身も含めて。
いつもありがとうございます。
人気ランキングにご協力ください。
↓ ↓ ↓ ↓ をクリック!
人気blogランキングへ