カテゴリ:閑話
今年の1月、三女が入院している大学病院の正面玄関で、ばったり知り合いに会った。
”知り合い”と思ったのは、テレビで何度もお顔を拝見している私の思い込みだったのだが、ビックリしすぎて動転した私は、思わず声をかけてしまった。 「橋田 幸子さんですよね?」 「はい・・・」 と立ち止まってくださった。 たまたま、その数日前にラジオに出演されていたのを聞いていた私は、 「ラジオを聞いて、さっそく『世界の戦場で、バカと叫ぶ』を読ませてもらっているところです・・・あの~、すごく勇気付けられて・・・これからも応援しています!!」 しどろもどろの私と、3メートルくらい離れた場所から、その光景を目を丸くして見ていた私の両親に向かって、 「いろいろお騒がせしていますので、今年は少し静かにしていようと思ってるんですよ」 と笑顔で応えてくださった。 握手を求めると 「あら、私なんかで・・・」 と笑いながら差し出してくれた手は、小さくても力のある、そして著書の中に”へービースモーカー”とあったとおり、ほんのりタバコの匂いがした。 別れてから5歩くらい歩いてから振り返ると、ロビーから取り巻きの大人に囲まれた、モハマド君の姿が見えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月05日 12時24分35秒
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