カテゴリ:閑話
先日、NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀」に出ていた玉三郎を見た。
立ち居振る舞いといい、舞台での存在感といい、”世界に誇れる歌舞伎役者”という言葉がぴったりだと思った。 私は、小学4年まで、モダンバレエを習っていた。 見る人に”美しい”と思われる踊りとは・・・と、幼いなりに考えながら踊っていたと記憶している。 何はさておき、基礎が大事 という、当時の先生の言葉を素直に聞いていたわけだが、実のところあまり実感していなかった。 筋肉の鍛錬や、感性による表現力のほうが大事なんじゃないかとさえ思っていた。 しかし、玉三郎の演技を見ていたら、基礎がしっかりしているゆえのアレンジであればこそ、その表現力に美しさが光るのだとわかった。 それは、まだ「型」がしっかりしていない上で、表現力を重視した市川海老蔵の踊りと見比べたら一目瞭然だった。 基礎とは、建築物でいうところの基礎に通じる。 土台がしっかりしていなければ、どんなインパクトのあるデザインの建物でも、砂上の楼閣でしかないのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月06日 08時31分24秒
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