直子の直筆

会話の多い夫婦なら、こんな心配はないのかもしれません。

「うちは大丈夫、嫁とよくしゃべってるから」

というあなた、それ本当ですか？

まさかとは思いますが、自分の仕事や上司の悪口、趣味や政治の話を一方的にしゃべってるだけとちゃいますか？

自分がしゃべってるだけで”会話してる”と誤解している男の人の多いことったら。

奥さんが「ふ～ん、そうなんだ」と相槌を打ってくれるのをいいことに、奥さんの話に相槌を打つことを忘れていると、奥さんは話す機会をことごとくあなたに奪われ続けるのです。

そこで提案です。

奥さんがなにか話し出したら、話の腰を折ったり、自分の話題にすり替えたり、批判したりしてないか、まずはチェックしてみましょう。

方法は簡単です。

奥さんの話に

「へぇ～、そうなんだ」

とだけ反応できるかどうかです。

「だってそれじゃ会話にならないでしょ？」

と思ったら要注意。

あなたには共感力が欠けています。

夫婦の会話を弁論大会か何かと勘違いしている動かぬ証拠です。

逆の立場に立ってみればわかることですが、あなたの話に奥さんからいちいち「いや、それは違うんじゃない？」と批判されたり、「あ、そういう言えばこんなことがあってね・・・」と奥さんの話題にすり替えられ続けたらどう感じるでしょうか？

将来、妻を認知症にしたくなければ、夫にこそ努力が必要です。