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今日は憲法記念日ですね。憲法記念日の正しい過ごし方は憲法を読むことですよね。 自民党は憲法改悪(「自民党が掲げる憲法改正草案対照表」)を目論でいますが、まだ全く読んだことがないという人も、全文読むのはきついという人もとりあえず憲法前文と話題になっている第9条だけでも読んでみてはいかがでしょうか? 憲法条文・重要文書(国立国会図書館) まず冒頭では日本国憲法は、帝国憲法が定める手続きを経て、帝国憲法を改正し成立したことがわかります。 いきなり憲法前文の全体が感動的です。ここに日本国憲法の魂が凝縮されています。「主権在民」「戦争放棄」アメリカから押し付けられたと文句を付ける人がいますが 「さすがアメリカあんちゃんグレイトだぜ!ありがとうアメリカあんちゃん!!」 と叫ぶべきです。 右翼はアメリカの功罪の罪(WGIP)を盛んに喧伝していますが、功罪両方に目を向けなくてはなりません。この憲法のすばらしさは押し付けたアメリカ自身が後悔した事でも良く分かります。理想が高すぎてアメリカは付いて行けなかったということです。 ここからは憲法前文からグレイトな部分を引用していきましょう。
諸国民を信頼することにより安全と生存を確保するというすばらしい発想です。日本国憲法は人類に対する信頼を基礎としていることを覚えておきましょう。
なんてこった。日本国憲法でありながら全世界にまで思いを致している。グローバル化を先取りした先見性。自分たちだけではなくてみんなが幸せになれなければ平和は維持されないと看破している。
国益、国益、国益…、国益ばかりを追求する国際社会はマイナスサムゲームであると説く。他国が国益ばかりを追求するなら自分たちもというのではなく国際社会にその不毛さを訴えていくべきです。
「憲法は理想論だ。現実を見てみろ。」という妄言を吐く人間がいますが、そんなことは百も承知なのです。「崇高な理想」と憲法自体が言っています。理想を単なる理想で終わらせずそれを全力をあげて達成するからこそ「国際社会において、名誉ある地位」が得られるのです。 人ひいては世界の人を信頼しないのであれば意見を述べる意味はありません。人間を信頼し理想に近づく事ができると思うから意見を述べるのです。日本人以外を信頼しないのであればネトウヨの言うことは正論です。しかし、日本国憲法は人類を信頼することを前提として理想を追求する決意を述べているのです。 理想を理想で終わらせるかどうかは人々の意識次第です。現実を見ろという発言には、単に現状を追認しているだけではないか注意が必要です。
ネットの普及した現在(いま)世界的に意識を変えることは夢物語ではありません。イスラム世界はまだ混乱が続いていますが「アラブの春」は現実に起きたのです。 現実は人々の意識により変わるものなのです。 さて、第9条も感動的です。
9条を守るという発想がありますが、それでは憲法が泣きます。日本国憲法は前文に掲げるようにもっと積極的なものです。
9条はまさに福音であり。人類の希望なのです。 「そんな事言っても、周りの国が武装している中で自衛のための戦力は必要じゃないか。現実を良く見ろ。」という意見があるかもしれません。そういう現状を追認するだけの情けない意見については次回検討したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.03 09:07:52
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