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おぢさんの覚え書き

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2015.05.23
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前回は平和憲法に対する「周りの国が武装している中で自衛のための戦力は必要」という意見について検討するとしました。

この意見はもっともな意見です。 それでは私たちは9条を捨て去るべきなのでしょうか?武装すれば平和は維持されるのでしょうか?

第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。 

自衛の為の戦力と侵略の為の戦力を明確に区別することはできません。対話を重視することなく軍事力による防衛を目指すと、ほとんどの場合軍拡競争(軍拡競争建艦競争)に陥ることは歴史が証明しています。 東西冷戦の殆どの期間アメリカの国防費はGDP比で6%以上、時には10%を超える時もありました。

日本の防衛関係費4兆8848億円でGDP比1%程度であるのに比べるとものすごい負担です。 

と言っても実感がわかないと思います。消費税で比較しますと、平成23年度(2011)は消費税率5%でしたが10兆1990億円の税収がありました。仮に冷戦時代のアメリカ並みにGDP比6%の防衛費を目指し増額分を消費税で賄い、消費税引き上げの3%も足すと、消費税率17%ぐらいになります。さらに2017年4月には19%になります。
 

これだけの負担をしてアメリカが得たものは安全ではなく、反撃をする能力です。攻撃を受けて被害を受けるものの反撃できるので一応抑止力は期待できますが、戦前の日本のような暴走国家、クレイジーな指導者に対してはそれも大して期待できません。 

「武装して自国を守る」当然の権利のように見えますが、それは結果的にアメリカの銃社会を国際社会レベルで行うと言うことです。自分の身を守るために銃の所持(当然の権利)が認められていることによりアメリカは日本より安全な社会を実現できているでしょうか?撃たれても撃ち返すことができる社会を実現していますが決して日本より安全とはいえません。また、誤射による事件も例年多数起きています。

私たちが目指すべきなのは、最終的には日本のようにみんなが丸腰の社会です。これが最高レベルの安全を確保する手段です。

そんな夢物語という人がいるかもしれませんが、現実に日本の社会は原則丸腰であり、日本ほどではなくとも多くの国で丸腰に近い社会が実現できています。

国際社会レベルでは不可能だという意見があるかもしれません。また人類の歴史は戦争の歴史だと言う人もいます。本当にそうなのでしょうか? 

次回はどのようにして、丸腰の国際社会を実現するのかを考えたいと思います。






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Last updated  2015.06.28 16:16:46
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おぢさん@ Re[3]:無(03/15) なんだかねさんへ (続き)昔ある人がお…
おぢさん@ Re[3]:無(03/15) なんだかねさんへ お久しぶりです。永ら…
おぢさん@ Re[1]:土器-編年(02/14) 上毛野形名さんへ 長いこと返信もせず失…
なんだかね@ Re[2]:無(03/15) おぢさんさんへ 遅ればせながら「人新世の…
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