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今回も前回に続き、実在の人物を例に挙げながら名前について考えていきたいと思います。
野口英世 名前にふさわしい男になるのではでなく、名前の方を変えた男。 彼の名前は元々清作であった。坪内逍遥の小説『当世書生気質』に登場する野々口清作という同名の人物が借金を重ねつつ自堕落な生活に溺れるという内容に衝撃を受けた。恩師に相談し「世にすぐれる」という意味の『英世』に改名するために面倒な工作の末に戸籍上の名前を英世にすることに成功した。面白いのは英世を金銭、その他あらゆる面で援助した英世の守り神のような人物が血脇守之助(Wikipedia)という名前であるところだ。 参考サイト 福澤諭吉 諭しまくりの人生。 云わずと知れた慶応義塾の創立者である。数々の名言を残してるが、やはり教育者らしい名言を多数残している。
ちなみに諭吉の諱は範(はん)という。範の意味は「規範」「模範」の言葉でも分かるように「物事の手本となるかた」である。そして上記の言葉では手本を示すのが良いと云っている。 25歳の時に中津藩奥平家の中屋敷内の蘭学塾で蘭学を教え始めた。これが慶応義塾の前身である。維新後は新政府から出仕を求められたが官職に付くことはなかった。 慶応四年(1868)に蘭学塾を慶応義塾に改名し教育に注力した。 著述活動も活発に行っている。恥ずかしながらおぢさんは諭吉先生の著書を一冊も読んだことがないのだが、こちらで少しつまみ読みしてみると如何にも先生に教え諭されているような気分になれる。 参考サイト 深井英五 深井英語? 第13代日銀総裁・経済学者・貴族院議員。深井英五が英語が得意であったというのは冗談のような本当の話。その英語力は米国駐日大使が「アメリカ人のように英語を話す日本代表だ」と語ったことからも分かる。 ちなみに『八重の桜』のヒロイン新島八重とも接点があった。 参考サイト つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.08 22:11:22
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