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カテゴリ:うちの植物たち
去年の9月に引っ越してきて植えたミツマタ。
植えた時には既につぼみをたくさんつけていましたが 秋には葉を落とし つぼみたちは寒々しい様子で 冷たい空っ風を目の当たりにうけながら寒い冬を越しました。 春が近づいても、つぼみは下を向いたままひっそりと・・。 そうして、ついに顔を上げ 凛として誇らしげに黄色い花を開きました。 青空の下でお日様をいっぱいに受けてうれしそうです(*^-^*) ◆ ミツマタ ☆ 豆知識 ◆ ■ 和 名: ミツマタ(三椏) ■ 中国名: 黄瑞香 ■ 学 名: Edgeworthia chrysantha ■ 分 類: ジンチョウゲ科ミツマタ属 ■ 原産地: 中国中南部、ヒマラヤ地方 ■ タイプ: 落葉低木 ■ 開花時期 3~4月 ■ 利 用: 樹皮には強い繊維があり、紙幣、和紙の原料になる。 室町時代に中国より移入。 ナンテンやマンリョウと同じように縁起木とされています。 和紙の原料として有名ですが花はあまり知られていないかも。 春を告げるように、桜より一足先に淡い黄色の花を一斉に開くので 万葉の歌人はこの花を「サキサク」と呼んだそうです。 「サキクサ」とも呼ばれて、三枝(さえぐさ)という姓の語源になったとされています。 「春されば まづ三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあらば 後にも逢はむ な恋ひそ吾妹(わぎも)」 柿本人麻呂 「ミツマタ」は冬の季語、「ミツマタの花」になると春の季語なんだって・・。 おもしろいことに、枝が3本ずつ分岐します。 これが「ミツマタ」という名前の由来です。 漢字で書くと「三椏」。「椏」は「木の股」の意味だそうです。 木の枝が一年に一度3つに分かれるので 分かれた箇所を数えるとミツマタの年齢がわかるという話もありました。 赤い花の品種が、戦後、愛媛県の栽培地で発見されて 今では黄色花とともによく栽培されているそうです。 赤いのも見てみたいですね~(*^-^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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