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テーマ:徒然日記(23478)
カテゴリ:手作り石けんの本
今日、関東では明け方の5時頃に大きな地震がありましたね。
千代田区では、震度5弱だったとか・・・。 寝ぼけていたので体感的には震度3ぐらいでした。 その日、寝たのが2時頃だったので、揺れに気づいた時ほんと眠くて・・・起こすな!って軽くキレそうでした。。。けっこう長く揺れるので、意地でも起きたくないからこの地震で死ぬなら死ねばいいやーなんて朦朧と考えていたら、ゆれがおさまったので二度寝。 友達に話すと肝が据わっていると言われたのですが、皆さん寝ている時に揺れたら、どうされてるんでしょう~? ちなみに、阪神大震災の時は震源地の隣の県に住んでいて揺れが凄かったようなのですが、その時は寝ていて全く気づかなかったし、東日本大震災の時は、そのうち電車が動くと思って新橋まで歩いてそこで飲んでました。。(11時頃、一部路線が動いたので帰れました。万一動かなくても明け方まで営業しているので大丈夫かと思って^^;こういう時はヘタに動かないに限る!) なかなか面白い本を読んだので、ご紹介します! 著者はライオンで長年商品研究などに携わってきた方で、退社後は日本石鹸洗剤工業会理事を歴任し、日本の工業文化を向上させた功労者として、藍綬褒章も授与されています。 【1000円以上送料無料】洗う その文化と石けん・洗剤/藤井徹也 この本は、皮膚や髪、歯、衣食住など、生活の中で洗うものに絡めて、その歴史や、洗うものの構造、石けん(洗剤)について解説した本です。工業および生活学、風俗学的な部分が強い本ではありますが、石けんを作る人にはとても興味深い内容です。また、素人でも凄くわかりやすく書かれています。 例えば、石けんの歴史。 石けんが日本に入ってきたのは、織田信長の時代(1543年頃)と言われています。 しかしその後200年以上も交易が続いていながら、石けんは広まりませんでした。また、シーボルトや平賀源内も石けんを手にしましたが、その効用を広めたり自ら作ったという記録は残っていません。日本人は綺麗好きといわれていますが何故広まらなかったのか・・・作者は、石けんがキリシタンものとして嫌われたのが原因の一つではないかと、解説しています。 明治元年にドイツ人が日本に来て石けん工場を作りましたが、うまくいかず閉鎖。明治3年に政府が石けんの製造を始め、明治中ごろに花王・ライオンが製造を開始するようになってから、やっと石けんが、日本に広まりはじめました。最初に日本に石けんが入ってきてから、300年以上が経っていたのですね~。。 また、石けんはどうして石けんと呼ばれるようになったのかご存知ですか? その語源は中国からきているという一説があります。石鹸の「鹸」は、古代中国では、土の中に含まれているアルカリ性の物質のことをいい、汚れを落とす性質がありました。「鹸」が石のように硬くなったものということで、「石鹸」と呼ばれるようになったのですって。(他にもいくつか説があります)ただ、今の中国では石鹸のことは「肥そう」(そうは白の下に七)といいます。 ・・・なんだか世界ふし●発見!みたいな説明になってしまいましたw あと、油脂と苛性ソーダが合わさって石けんになるまでの化学式を教えてくれている部分も良かったです~。ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸・・・頭がヨレヨレになりそうな(笑)言葉も分かりやすい言葉で説明してくださっていて、やっと理解できました。 各章ごとにQ&Aが設けられていて、素朴な疑問に答えてくれています。 ・石けんが小さくなってくると泡立ちが悪くなってくるのは何故? (表面積が小さくなったから、というだけではないのです) ・石けんが環境に良い点、悪い点 ・明治時代、石けんは飲み薬だった?! などなど。 生活に密着した、ためになる内容が多く書かれているので、 石けんを作らない方が読んでも面白いと思いますよ~(*^_^*) ******************************* にほんブログ村 ↑読んだよ~♪のしるしに、ぽちっとクリックしていただけると嬉しいです♪(´∀`*) (ブログ村の手作り石けんランキングに飛びます) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.05.05 18:44:50
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