カテゴリ:映画
先週金曜日のAスタジオと言う番組に出ていたのが、原田美枝子。
公開したばかりの「百花」の宣伝も兼ねていて、予告編が流れた。 観たいなあと思って、翌日、プールが終わってから友だちと観に行った。 【ストーリー】 『告白』『君の名は。』をプロデュースした川村元気の同名小説を自身が監督し映画化。ふたりで生きてきた親子の、愛と記憶と忘れられない事件を巡る物語。 レコード会社に勤務する葛西泉(菅田将暉)とピアノ教室を営む泉の母・百合子(原田美枝子)は、過去のある事件をきっかけに、わだかまりを感じながら過ごしていた。様子がおかしい百合子を不審に思った泉は病院に連れていき、認知症と診断される。症状は日に日に加速、泉の妻・香織(長澤まさみ)の名前も分からなくなる。ある日、百合子の部屋で一冊のノートを見つける。そこには、母の秘密と泉にとって忘れることのできない事件の真相が綴られていたー。 うーん、ちょっと期待外れだった。 画面が暗くて見にくいのが残念。 母の症状に戸惑い、過去の事件との葛藤の中で、母を理解していこうとする泉を演じる菅田将暉は上手いなあと思ったけれど。 最後のエンディングで、永瀬正敏の名前があって、え?どこに?あの人?と思ったら、観終わった後、一緒に行ってたKさんもそう思ったと話していた。ずいぶん変わったのかな? まだ公開して間が無いので、ネタバレは白文字で。ドラッグしてみてください。 携帯の場合は、画面を長押しして、ココから~ココまでの範囲を選びコピー。メモなどにペーストしてくださいね。 「ココから」 忘れることのできない事件と言うのが、泉が子どもの頃、ピアノを教えていた母が生徒(これが永瀬君だったみたい)の男性と浮気し、子どもを捨てて出ていってしまっていたこと。 空っぽの冷蔵庫を開けて、「おばあちゃん、お母さんが帰ってこない」と言う泉。 後の泉の言葉で、父親がいないし、一年半も母親が出ていってたと知った。 祖母が近くにいるとしても、一年半も子どもを捨てて、男に走るなんて考えられない。 阪神大震災の場面で、始めは浮気相手の名前を呼んでいたけれど、途中から息子の名前に代わり、それがきっかけで戻ったようだけれど、途中で子どもを思い出して悩むような場面もなかった。大きな地震が無ければ、いつまでも子どもを捨てたままだったのかな。原田美枝子演じる母親には、全く共感できず、嫌悪感を感じてしまった。 原田美枝子なら、愛人と子どもを思う揺れ動く演技を、うまく表現するだろうにもったいないなと思った。 残された泉は本当に傷ついたと思うけれど、その間の泉の様子も描かなければ、どんなふうに戻ってきたかもわからない。 いろんなところの描き方が中途半端だなあと思った。 半分の花火が見たいと繰り返す百合子に、訳が分からなかった泉だけれど、子どもの頃、帰ってきた母親と一緒に観た、団地の向こう側に半分見える花火のことだった。 でも、その花火があまりにしょぼすぎて、見たいみたいと言うほどきれいじゃない。もう少し、きれいな花火の映像は撮れなかったのかな? それと、認知症の介護が簡単に描かれ過ぎ。母子家庭で入るには、介護施設が贅沢すぎ。実際に、認知症の親を介護している人は、あんなもんじゃないと思うだろうな。 「サバカン」が観終わった後気持ちが良かっただけに、よく宣伝している割にはこの映画は、あまり良さが感じられなかった。酷評すぎるかな。「ココまで」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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