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テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:アメリカ映画
≪乗りがいい、音楽がいい、とってもさわやかな青春映画≫
トム・ハンクスの初監督作品、最初観る前は「どうなんだろう?」って思ってました。でも60年代の音楽満載と言うことだったのでそれにはすごく興味があったのです。何故か観る事なしにもう10年近くも前の作品になってしまったのですね。でもとても良いというおすすめレビューを読んで、早く観なくちゃと思っていたのですが、さわやかでとっても良かった! 1960年代初め、ペンシルベニアのエリーと言う町。ガイは怪我をしたドラマーのピンチヒッターでバンド"ワンダーズ”に参加。彼がドラムを速目のテンポで演奏したらそれが大受け。地元のバンドコンテストで優勝。ライブハウスにも出演。自主制作レコードも売れる。そしてレコード会社のミスター・ホワイトがメジャー契約を申し出た。ツアーも成功し「すべてをあなたに」(That Thing You Do)はヒットチャートを上昇。ついにロス行き、映画出演、新曲レコーディングの話が進むが… 1曲のヒットを残し消えていくバンド、いえ、1曲のヒットも生まれないままに消えていくバンドの方が多いでしょう。”ワンダーズ”は最初の地元での成功からあっという間のトントン拍子で成功へと突き進んでいきますが、やっぱり世の中そう上手くはいかないものです。 ビートルズの再来風に紹介されるワンダーズですが、この曲"That Thing You Do"がまさにビートルズの初期、いわゆるリヴァープールサウンドでもう大好き!覚えやすくって、この映画を観て以来あのメロディーがよく口をついて出てきます。この曲いいわ~。 60年代の地方都市の電器屋さんの雰囲気も好きです。アメリカのあの時代の電器屋さんってあんな感じだったのですね。何故かあのお店が出てくると嬉しくなってしまいます。 トム・ハンクスが敏腕マネージャー役で出ています。DVDのパッケージはトムが大きく出ていますが、実際の主役はバンドのメンバー達。ドラマー、ガイ役のスコットは、昔のトム・ハンクスに感じが似ていてとても好感が持てます。ボーカルのジミーは歌っている横顔がTOKIOの長瀬智也にそっくりなんだなあ。レニーの軽さや海兵隊に入隊するベースプレイヤーもそれぞれ持ち味を活かしていていいです。リブ・タイラーは相変わらずかわいいし。 ガイの最初の恋人役でシャーリーズ・セロンが出ていますが、時代もそうだけどまるでバービー人形のよう。やはりここでもセクシー系でした。 一発屋というと聞こえが悪いけど、それで思い出すのが"My Sharona"のザ・ナック。本当は他にもヒット曲があったらしいですが、"My Sharona"の印象があまりに強くてどうしても一発屋の観があります。でもいまだにいろんな番組や映画で使われる曲ですから、すごいですよ。彼らもビートルズの再来なんて言われてましたね。 とにかく、よくあるような話ですが、サラリと恋愛も入れて実にさわやかな青春映画をトム・ハンクスが上手く作っています。 THAT THING YOU DO! 1996年 監督/脚本:トム・ハンクス 出演:トム・エヴェレット・スコット、リヴ・タイラー、ジョナサン・シャーチ、スティーヴ・ザーン、イーサン・エンブリー、トム・ハンクス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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