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能登の手染め日記

能登の手染め日記

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May 6, 2007
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カテゴリ:染色
牡丹の花は着物の模様に多く使われるが、私は34年余りの染色生活で、いったい牡丹の花を何個描いてきたことだろうか?数えたことはないが1000個は越えているような気がする(笑

牡丹、椿、菊などは実物を見なくても、それらしく描くことはできる。これは決して良いこととは言えないが、模様の場合は『華やかさ』や『美しさ』を優先するから、花の模様としてパターン化する一面もある。私の中にもそういったパターンが組み込まれていることを踏まえて、もっと魅力的な意匠を探そうとする。

どういうスタイルであろうと描き手の感覚の中を一度通って花の模様になる。私の中を通っても、リアルなもの、図案化したもの、抽象的なものでも牡丹は牡丹であればよい。

0705botan.jpg
振袖、上前部分とオクミ 素描き


花は、それぞれの花として・・・少なくとも、牡丹は芍薬とは明らかに違うものなのだ(笑
芍薬、完成

同じような花を描いても、着物の模様とCGとでは、描こうとするテーマとそのモチベーションは違う。

着物の上では『華やかに、美しく、整然と』。『枯れる、散る、乱れる』というような要素は殆ど使わない。逆に、スケッチやCGでは、そうしたことも含めて、新たな発見を探してみる。

その発見が、それぞれの花であり、私が私であることなのだ、と言ってみる(^^






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Last updated  May 6, 2007 07:22:00 PM
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