カテゴリ:人物
個人主義と集団主義に分けると、
日本人というのは、集団主義的であると、よく言われますね。 しかし、現在、その集団主義的な日本人は、 組織で物事を行うのがうまいのかといえば、 そうでもないと思います。 一つの集団が、ただ一つの目的のためだけに、進めばいい時代は、 いわゆる日本人の集団は力を発揮しますが、 混迷の状況の中で、集団が、有機的に、右や左やに動いて、 難局を乗り越えていく。 これは、あまり得意ではないですね。 日本の組織は、指令系統が確かではないわけです。 会社も、組織の命令系統が一本でないことが多々あるわけです。 役職がいっぱいありすぎですし、 そもそも人材が適材適所に配置されていないと、 組織は思うようには動きませんね。 責任の所在もはっきりしない、 外から見ると、組織が何をしたいのか、顔も見えない。 その日本の歴史の中で、組織作りの名人だと思うのは、 幕末に活躍した土方歳三ですね。 彼は、討幕派の志士達が組織だった行動が取れない時期に、 新撰組という組織を作り、討幕派を圧倒しました。 鳥羽伏見の戦いをきっかけに、戦争に突入してからは、 洋式の軍隊を組織し、指揮し、 最後の最後まで、北海道の五稜郭の戦いまで、 粘って奮戦しました。 個人で働くよりも、組織として働く方が、力は強い。 ただ、現代は、組織の進む方向の定まらない混迷の時代です。 組織を指揮するのは、よほどの力量がある人でないと難しい。 そんな時代の中での組織作りについて考える時、 土方歳三の行動は、参考になるのではと思います。 土方歳三は、私の尊敬する歴史上の人物の一人です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 12, 2009 12:19:28 AM
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