山に置いていた強勢群が、年末に行ってみると蜂が通っていない。
いつもより1ヶ月も早い寒波の襲来に、少し早めだが冬囲いをしてやらなければと思いつつ、仕事が忙しくてなかなか手がつかなかったことと、あれだけの強勢群だったのでまぁ越冬してくれるだろうと高を括っていたのが失敗だった。正月休みに、秋口に消滅した2箱と一緒に回収してきた。秋口に消滅した1群は蜂数が増やせなかったのか、巣板が6枚ほどあったが貯蜜は巣板上部の1/3程度で、大方が寒さのため巣房に頭を突っ込んで死んでいた。山の強勢群は出入り口まで巣板が降りてきており、入り口に蜜が垂れていたところをみると、凍った貯蜜が溢れ出し、出入り口を塞いだことも一因しているようだ。蜂は底板の方に拳大の一塊になって死んでいたが、巣房に頭を突っ込んでいるものはなかった。思ったより数が少なかったが、貯蜜はびっしりだった。夏場と違って、部屋に置いておけば自然に蜜垂れするというわけにはいかないので、採蜜用具をストーブの前に持ち出し、約1週間ほどかかって6〜7kg採蜜した。冬場の採蜜は初めてだったが、ダラダラ汗を流しながらの夏と違い、意外に快適だった。意外に収量があったが、喜んでいいのか悲しんでいいのか、わからない。
というのも、これで手持ちは対岸の洞においてある2群となってしまった。この2群は夏になっての分蜂だったので、女王蜂は若いが、置き場所に困って、2群とも同じ場所に置いてしまった。この時は5群あったので、初めての場所だったので、場合によればこの2群のうち1群は消滅してもしかたがないな、なんて思いながら設置した記憶がある。巣箱も有り合わせの使い回しで、あまりいい箱ではない。ところが、秋から暮れにかけて、この巣箱をのぞく2群が相次いで消滅し、頼みの強勢群も上述のように暮れに消滅してしまった。
もし、これが越冬できなければ今春は淋しいことになる。
遅ればせながらではあるが、その残りの2群の冬囲いを昨日終えた。昼中だったので、蜂は通っているのを確認できたが、やはり巣箱のつくりは粗い。大寒は過ぎたとはいえ、これから3月、梅の花が咲き始めるまでが勝負だ。少し念入りに冬囲いをして、後は、神に祈るしかないか・・・。トホホである。
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最終更新日
2013/01/13 04:52:55 PM
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