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メーカー別に水彩色鉛筆を比較していきます。発色や色、溶け具合などをレビューしますので実際の画像を見てみてください。
色鉛筆で水彩画のように描ける?私が「水彩色鉛筆」というものを初めて知ったときは、夢のような画材だなと思いました。 まぁ、実際は、水彩画のように描くには水彩画よりも手間が必要だったりする訳ですが(笑) ともあれ、ちょっとしたスケッチやイラストに色をつけたり、ぬりえなんかでサラリとぼかしたりするにはとても便利なものです。 水彩色鉛筆の特徴は、①水で溶ける、②紙を傷つけない柔らかい芯 です。 メーカー等によって水とけの感じや発色に違いがあるので比較してみてください。 ●ステッドラー カラトアクェレル![]() 柔らかくて発色の良い芯です。水とけも良い方で、やや描き跡が残る程度。全体に素直で明るめの色でドライとウェットでほぼ色に変化はありません。1本200円と比較的リーズナブル。 ●カランダッシュ スプラカラーソフト![]() 発色はステッドラーやファーバーカステルに劣ります。最も上品な印象。柔らかくなめらかな書き味。水とけは、一回では描き跡は消えませんが、イイ感じの滲みで私は好きです。カランダッシュの場合は、繊細で明るく、ややくすんだ独特の色が持ち味。私的にはそのアドバンテージが大きいので高評価です(笑) ●ファーバーカステル アルブレヒトデューラー![]() 水彩色鉛筆といえばファーバーカステル。水とけはどのメーカーよりもぶっちぎりで良いです。描き跡がほとんど残りません。発色も非常に良く、深みのある色が持ち味です。柔らかくなめらかな書き味です。 ●ダーウェント インクテンス![]() 乾くと耐水性になるという水彩色鉛筆。ドライの時と水に溶かしたときとの色の鮮やかさのちがいにびっくりします。太くて濃い発色の芯はクロッキーなどに使うといいかも。水とけは良いとは言えませんが、水をつけた瞬間パッと色が明るくなります。かわりにドライの時の色がものすごくダーク。書き味はとても重いです。 ●ヴァンゴッホ ウォーターカラー![]() 他のものと見本がちがってすみません><;; 芯が細く、発色はいまひとつ。繊細な感じです。色は明るくきれいな色です。水とけはカランダッシュと同等程度。色の好みを別にすれば、同じ価格帯ならステッドラーカラトアクアェルの方がいい。 ●ユニ・ウォーターカラー一本150円とリーズナブルで出来が良い水彩色鉛筆です。手持ちは一本しかないので参考画像(下のカランダッシュネオカラー2の画像と一緒に掲載)がさみしくてすみません。なめらかでしっとりした書き味です。発色もまあまあ良く、水とけも良いです。惜しいのは、水で溶かした後の色が薄いこと。もう少し色が滲んで残ってほしい。 ●カランダッシュ ネオカラーⅡ色鉛筆ではなく、どちらかというとクレヨンなのですが、比較にいれておきます。 非常になめらかできもちい書き味です。水とけも発色もよいです。 ![]() ここから下は番外編。 ●クレタケ 見本においてあったので試したものです。あまりに発色が悪かったので購入しないことにしました。 ●ファーバーカステル ゴールドファーバー すでに絶版となっているため購入する方はそうそういないと思いますが。発色が非常に悪く、水とけも全然ダメでした。今のアートグリップはどうなんでしょうね…。 |