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2011年01月30日
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カテゴリ:歩き旅
ブログ3 157.jpg

 25kmを5日間。大人の足では1時間4kmはかなりゆったりとしたペースで、それを6時間ちょいは余裕を持った計画だと高をくくっていた。ところが、実際に歩いてみると、1日の疲労は翌日に蓄積し、関節はどんどん痛んでいく。もう少しきちんと準備しなければこの先は危ういと痛感させられた旅であった。

 子供の方はどうだったかというと、こちらの持って行き方で大きく変わる。とても難しいことで全く持って無理だ、ということを前面に出せば、きっと到達できなかっただろう。大変なことをしているという深刻感を出さずに楽しませてやると、なんでもなかったかのように余裕で歩ききってしまった。きっと、大人が知っているよりももっと、子供のポテンシャルはあるのだろう。要はそれを引き出してやれるかどうか。今回は偶然そのポテンシャルの高さに気づかされた。こちらも決めてかからなかったことが良かった点だろうか。

 水口を出発して、結構足取りも軽い。今日は国道ばかりでなく土山宿の街道を歩く。この方が気分的に随分楽だ。土山宿を抜けると昼食予定の道の駅。これ以降は山越えとなるので、休憩するコンビニ等もない。道の駅にあった地図などでルートを確かめる。旅に出る前から調べてもイマイチルートが定かにならなかった鈴鹿峠越え。地図で見る限り上下線が完全に別ルートに分かれている。その上り車線(あくまで京都を上に考える)側から山道に入るようだが、その山道の確実な地図がない。東海道を歩いた先人達のHPなどから類推するしかないが、歩き進めていった後に間違っていたら、引き返す余裕がない。

 いよいよ鈴鹿トンネルが近づいたころ、目の前の民家に1台の車が停車した。思わず歩みを止めて様子を見る。どうやらその家の住人らしい。こんなチャンスは2度とない。その運転席の若者に声をかけた。

 「すいません、私たちは兵庫県の自宅から歩き旅をしているのですが、鈴鹿峠を越えて関に向かう山道に入るには国道の右手から入るのですか?それとも左側から入るのですか?」
 「ちょっと私もわからないので、中にいる父に聞いてきます。」
年のころは20代前半だろうか?その朴訥そうな若者は、親切にも中にいる家人に聞きにいってくれた。程なくその父親が現れた。この家は奥さんの実家でここに住んでいるわけではないのだが、常夜灯の跡地には昔行ったことがある、すぐそこだ、ということで案内してくれた。年の瀬の忙しい中、わざわざ時間を割いての案内は申し訳なかったが、親切に甘えることにした。結局4、500mは歩いたろうか?東海道の共通案内板を発見し、道がわかった。結論から言うと右から入るのが確実だが、左からでも入れたかもしれない。確認はしていないが、左側から入るルートとおぼしき道が途中合流していた。

 江戸時代、東海道の難所として名高い鈴鹿峠。いよいよ気持ちも引き締まる。常夜灯が入り口でそこのトイレで用を足す。さあ山道と思った途端、冒頭の写真の石標。その後、山道を下る下る・・。そうか、江戸から越えるには急坂を登ることになるが、京都からだと下るだけか。そういえば、山道に入る前国道沿いを歩いていた時は随分上り坂を登ってきた・・。ということで、今旅最大の難所(と思っていた)鈴鹿峠は何の苦労もなくスイスイ通り抜けた。

 ところが、ここからが進まない。旧街道を通っていても午前中のように気が紛れることもなく、地図を見ては宿までまだまだ距離があることにため息をつく。最後の国道に出てあと2km。何気なく差し出された息子の手を握り締めて歩き続ける。「今はこの手を絶対に離してはならない!」なぜかそんな気がした。最近になって息子から聞いたのだが、向こうももう手を離したら歩けないと思っていたそうだ。宿泊予定の国民宿舎関ロッジの看板が出て国道に別れを告げる。残りは600mくらいのはず。が、これもなかなか建物さえ見えてこず、ほうほうの体でなんとか進む。と、その時、木々の切れ間から突然目の前にロッジが現れた。「やったぁ!」と息子とハイタッチ。デジカメの動画で到着の瞬間を収めたが、出発時とは違ってやらせを考える余裕はまったくなかった。

 以上が5日間の歩き旅の記録です。翌日関駅までの約2kmでさえ、2人とも歩く気になりませんでした。12月30日、年の瀬もいよいよ押し迫ったその時に、のんびりと電車に乗りながら苦しかった旅を振り返りました。でも、これで終わりではなくまだまだこれからも歩く予定です。小学校の間に、できるかどうかわかりませんが北海道まで行けたらなあと思っています。そのために、それほど読者が多くないこのブログですが、なんとか口コミでも広がればと言う切実なお願いです。1日に歩ける距離は今後も長くて28kmがせいぜい。東海道を進んでいる間はそれ程宿に困りませんが、東北に差し掛かれば適当な距離ごとに宿が見つからない可能性は大です。どなたか知り合いの方で一晩宿を貸していただける方はないでしょうか?来年の春か、遅くとも2012年の夏には現実問題になってきます。もし、このブログを読んで助けてやろうという方がおられましたら、ぜひメールください。





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最終更新日  2011年01月30日 23時14分11秒
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