401378 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2012.10.08
XML
カテゴリ:オペラ
ピーター・グライムズ-2012新国立
鑑賞日:2012年10月8日(月)14:00開演
入場料:¥4,725 D席4階4列

【主催】(財)新国立劇場

新国立劇場開場15周年 2012/2013シーズンオペラ

ベンジャミン・ブリテン作曲
歌劇「ピーター・グライムズ」

(英語上演/字幕付)
会場:新国立劇場オペラ劇場


指 揮:リチャード・アームストロング
演 出:ウィリー・デッカー
美術・衣裳:ジョン・マクファーレン
合 唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

出 演:
ピータ・グライムズ :スチュアート・スケルトン
エレン・オーフォード:スーザン・グリットン
バルストロード船長 :ジョナサン・サマーズ
アーンティ     :キャサリン・ウィン=ロジャース
姪1        :鵜木絵里
姪2        :平井香織
ボブ・ボウルズ   :糸賀修平
スワロー      :久保和範
セドリー夫人    :加納悦子
ホレース・アダムス :望月哲也
ネッド・キーン   :吉川健一
ホブソン      :大澤 建


感 想:
 新国立2012/2013シーズンオペラのオープニングは英国の作曲家ベンジャミン・ブリテンの「ピーター・グライムズ」と言うことで、やっと秋の気配を感じる涼しさの中、初台まで出掛け、TEXASのステーキランチで腹ごしらえをした後、オペラ劇場へ。
 何時も通り1時間前の13時開場と思っていた所、まだ開いておらず、初めてチケットを確認した所、今シーズンから45分前になっている。丁度「新国立劇場・英国舞台芸術フェスティバル2012」の展示があったのでパネルを眺めている内に開場となり、いつもの4階席へ。

 今回ベルギー王立モネ劇場からのレンタルとなっており、具体的な建物は特になく、壁や机、椅子を動かしながら、壁への映像や照明を使い港、酒場、教会等を表現。場面転換がスムーズに行われ、音楽が継続される。
 ブリテンは第2次世界大戦を挟んで作曲をしており、不協和音ではないが、演奏と歌のメロディの調が異なり、どんどん移調していくのは歌ったことのある戦争レクイエムと同じ。
 タイトルロール初め、主役歌手は本オペラの経験多く皆さん良く歌えている。途中、オケが止まりアカペラになる部分があるが、4階席までよく聞こえる。日本人歌手もなかなか良い。

 英国の漁村が舞台、社会と個人との問題になっており、ブリテン自身が戦争前後に一時アメリカに移住した反戦主義者であり、テノール歌手のピーター・ピアーズとの同性愛者であることから社会からの阻害、抑圧を受けていたことが反映されている。
 これは現在の社会と個人、いじめ問題、マスコミやインターネットによる個人攻撃等と全く同じように感じた。

 シーズン・オープニングにしては重く地味な作品だが、これを今日本で上演出来るのは、尾高忠明が芸術監督である新国立劇場しかないでしょう。


End





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.10.14 19:35:30
コメント(0) | コメントを書く


PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カテゴリ

プロフィール

KUROうさぎ

KUROうさぎ

バックナンバー

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08
2023.07

お気に入りブログ

4/21 東京交響楽団 (… Verdiさんさん

たくHAUSES taqkさん
ちまちま草子 northern-bさん

コメント新着

背番号のないエースG@ 原由子 伊藤つかさ「夢見るシーズン」に、上記の…
KUROうさぎ@ Re[1]:名古屋の喫茶店で素晴らしいコンサート(05/19)  ぴょんきちさん。コメントありがとうご…
northern-b@ Re:名古屋の喫茶店で素晴らしいコンサート(05/19) それは素敵な体験でしたね。そのスペース…
KUROうさぎ@ Re[1]:ポルタメント小牧は無料でも楽しめる(06/26) northern-bさん  コメントありがとうご…
northern-b@ Re:ポルタメント小牧は無料でも楽しめる(06/26) お引越されたのですか・・・かなフィル・石田…

© Rakuten Group, Inc.