848594 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

私訳・源氏物語

私訳・源氏物語

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

佐久耶此花4989

佐久耶此花4989

日記/記事の投稿

カレンダー

バックナンバー

June , 2024
May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
January , 2024
December , 2023
November , 2023
October , 2023
September , 2023

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

February 24, 2009
XML
カテゴリ:古典文学

 さて女房が申しますには、

「一本の木の下で宿をとり、同じ川の水をすくって飲む......そんなちょっとしたことも、すべて前世からの縁と申します。ましてやはるかな波路を、はるばるとお送りくださいました事は、ひとえにご縁としか思えません。私と夫婦となってくださいましても、何の差しさわりがございましょう。どうか私と一緒に暮らしてくださいませんか」

と、こまごまと語りかけるのでした。

 浦嶋太郎は、

「ともかくも、おっしゃる通りにいたしましょう」

といいました。

 さて二人は夫婦として「天にあらば比翼の鳥、地にあらば連理の枝とならん」と、死ぬまで仲良く連れ添うという堅い約束を交わして、暮らすことになりました。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  March 9, 2017 12:28:49 AM
[古典文学] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.