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2006/12/10
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カテゴリ:株式投資
政府が、06年度の経済見通しを下方修正するのだそうです。
海外から、日本の景気回復は順調であるという見方も出ていましたが、7~9月期の名目GDPの伸び率がマイナスとなり、年間で2.2%増という試算を達成するのが困難になったのだそうです。

企業の好調さが家計にまで波及していないために国内需要が盛り上がらなかったことが原因だと言われていますが、この時期に、ヤフー掲示板では猛烈な楽天叩きが繰り広げられていました。
私も我慢できなくなり、楽天広報に電話をして、何とか対処すべきだなどとクレームをつけるほどのひどさでした。
小泉首相の靖国参拝もあったし、各紙、小泉首相の靖国参拝を日本人の過半数が支持しているというような世論調査結果を載せていました。
安倍晋三さんが「美しい国へ」を出版した時期とも重なります。

今でも、ヤフー掲示板の楽天ブースの荒れ方はひどいものです。
著作権だとか、文句が付いたら削除しますが、一日のうちで楽天に浴びせられた罵声の数々を書いておきますかね。
「利上げで有利子負債抱えてる所がアップアップ」、「新潮、東スポの三木谷逮捕はどうなったのか」、「この会社まだあったのか」、「楽天株が暴落するのは自明の理」、「新年早々のライブドアショックならぬ楽天ショック」、「借金だらけで、万年赤字の楽天」、「楽天のTBS株保有の本音は単なる乗っ取り」、「売上げ2000億円で6000億円も有利子負債がある」、「金利負担で楽天の利益は吹っ飛ぶ」、「楽天は完全負け組み、ぴんはねしてるだけ」、「粉飾もどきの決算」、「単なるムードで株価が形成されているだけ」等々、きりがありません。
一々、反論していても付き合いきれないし、ヤフー掲示板はすぐに書き込めなくなってしまうので、脳天から湯気が噴き出しても何とも出来ません。

イラク戦争でつまづいてしまったブッシュ米国の景気も下り坂に向かい、好調だった自動車輸出にも今後ブレーキがかかるでしょう。
中国の鉄鋼メーカーは、なお増産を続けると言っていて、自動車向けの高品質品で勝負している日本の鉄鋼メーカーにも赤ランプがともりそうです。
日本の電子技術を牽引してきたソニーにもかつての勢いがなく、高技術力のブランド・イメージにおいても日本は後退しつつあります。
IT産業の基盤技術、CPU、OSはゲーム機器用を除いて完全に、米国マイクロソフト、インテルに席巻されてしまいました。
地下資源もなく、狭い平地で大規模農業にも向かない日本で、一億人余が、どうやって、明日のメシを食っていくのでしょうか?

そういう中で、IT産業の応用的分野である電子商取引において、やっとビジネス・ベースに乗りかけてきた有望企業が楽天なのです。
それなのに、今年中盤からの凄まじい楽天叩きはいったい何なのでしょう?
ヤフー掲示板でも夏に何度も反論しましたが、口汚い誹謗中傷が今でもやむことがありません。
楽天は6000億の負債があると言っても、債権は8000億もあるのです。
楽天社員が頑張って営業するから顧客のローン貸し付け用の資金を大量に調達してきているということであって、自転車営業状態にあるわけではありません。
また、やっとビジネス・モデルの有効性が確認できた成長期の段階において、PERや株主資本比率の数字が悪くなるのは当然です。
新しいビジネス・モデルを打ち立てているときに、何の資金もかけずにいきなり売上げが上がる、なんていうことはあり得ません。
最初は、投下した資本に対する見返りは当然小さいところから始まるわけです。
会社が営業開始の最初から、成熟産業並みのPERや株主資本比率を要求されたのでは、新興産業は絶対に出現し得ないことになってしまいます。
こんなことがわからない日本人がどうしてこんなに多数いるのか、私には理解不能です。

こうやって、新しい技術の芽を踏みにじってしまえば、日本の経済指標が悪化するのは当然でしょうね。
おまけに、世界から冷たい目で見られるのにもかかわらず、靖国参拝にプレスリーの物真似、それを全く非難できない腐った読売・朝日・毎日の大手マスコミ、これで日本の景気が良くなるわけありませんね。

日本が何とかデフレから脱却したいのなら、電子商取引という新しい成長の芽が見えてきた、何とかみんなで応援しよう、TBSがなかなか業務提携に乗ってこないのなら、いろいろなビジネスのアイデアを考えて楽天に送ろう、とか、どうしてそういう方向に、日本人は行かないのですかね?
'80年代に、日本でもOSやCPUの開発を各所でやっていたときにも、こんなものがものになるはずがない、と、出てきた芽を潰して、結局、バグだらけのWindowsをばんざーい!とやって、日本のIT技術の基盤は失われたのです。
結果、'90年代に、山一証券が潰れ、長銀が潰れ、拓銀が潰れ、下がり続ける日経平均を尻目に、米国はWindiowsと80386系CPUを世界に売りまくって、圧倒的な一国覇権主義を打ち立てたのです。
また、同じ失敗を日本人は繰り返すのでしょうか?

成長産業の芽は電子商取引だけではないと思います。
発光ダイオード、医療技術、ゲーム機器、アニメなど、日本が売りに出せるものを力一杯叩き潰すのではなく、芽が伸びて茎になり、大きな花をつけるようになるまで、日本人は暖かい支援の声を送るべきだと私は思います。

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最終更新日  2006/12/10 12:47:15 AM
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