凍りの梨
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SSMODEL製の3Dプリントキット ソビエト SU-8 対戦車自走砲 ですが、T-28多砲塔戦車の車台に開放式の砲座を設けた自走高射砲が本来のもので、車体の前部に砲座を設けた型と後部の砲座を設けた型の2種が試作されたということで、このキットのような122mm対戦車砲を搭載した車両はフィクションで、設計に際してはオンラインゲームの「World of Tanks」に登場する車両の状態を基本にしているようです。 SSMODEL製の3Dプリントキットを、いろいろ組んできましたが、他のキットも同じように、「World of Tanks」を基本に設計されていると思われます。 戦闘室のデザインは、T-35多砲塔戦車の車台を使って試作されたSU-14自走砲を参考にしているようです。実際に派生型が実戦使用されています。 自宅に戻って、グランドパワー別冊を探して、 掲載されている記事、写真、図面を読み解いてみました。 SU-14自走砲について、後部に2基設置してあるクレーンは、ワイヤー巻き上げ用のハンドルの位置も確認できる画像がありました。このキットの組立作業6日目の記事で記したしたワイヤーの張り方で、ほぼ間違いないと思います。 ただし、クレーンと同様に戦闘室後部の両側に設置されている空気ボンベ(エアタンク)に見えるものですが、どのような用途で接地されているか不明のままです。 既にネットで見つけてあったSU-14自走砲を後部から撮影した画像をよく見ると、車体後部に設けられた駐鋤があり、それを上下させるための油圧関係の設備のように見えます。 SU-14自走砲は、203mm榴弾砲を搭載しているので、発射時の衝撃を受け止めるための駐鋤が設けられています。 空気ボンベのようなものが、駐鋤を上下させるための油圧系の設備であれば納得できます。 SU-8の場合には、122mm砲なので、駐鋤は設けるほどの発射時の反動はないと思われ、キットでも駐鋤はありません。 「World of Tanks」のSU-8の画像を見ると、戦闘室後部にボンベのようなものが確認できますが、駐鋤はありません。 機能が判らないものを取り付けるのは、なんとなく不安に感じますが、とりあえずキットの設定の状態で完成させることにします。 また、グランドパワー別冊の記事を見ていて、このキットの2024年4月5日の組立記事で、エンジンデッキの吸気口にメッシュを貼った旨を書いていましたが、エンジンデッキにあるカバー付き開口部は、エンジンルームの熱気の排気口だったことに気付きました。 吸気口は、全面中央に8角形のカバーを設けた状態のものになります。 実車でエンジンを動かす際には、カバーを開いた状態にしておくようになっています。
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