|
テーマ:サザンオールスターズ(429)
カテゴリ:邦楽
10月5日にサザン・オールスターズのニューアルバム「キラーストリート」が発売になる。
サザンのアルバムとしての発表は前作の「さくら」以来なんと7年振りで、2枚組30曲という大作だ。 30曲といっても、そのうちの12曲はシングル等の既発表曲(先日発表されたばかりの曲も含む)で、純粋な新曲は18曲という事になる。 僕はサザンの大ファンを自称する人間だが、それでも「TUNAMI」以降の作品にはほとんど興味が持てない(まあまあかなと思えるものは何曲かはあるが)というのが正直な感想だ。 定期的に出されるシングルの数々はどれも水準は越えたレベルではあるが、そのいずれもが手練手管で作られているような印象で、以前のような新鮮味はほとんど感じられないのが残念である。 もちろん桑田さんの年齢、キャリアを考えれば、それは仕方がない、というかむしろ当然なのだが、それでもここ数年に発表された結構な数の曲を聴くと桑田さんは会社とファンのために惰性で曲を作っているという印象を払えない。 この7年間の間に発表されたサザンのシングルの量を考えれば、その気になればアルバムの3枚くらいは作れたはずである。 なのになぜ7年間もアルバムとしての発表はなかったのか? この短いとは言えない空白の期間がアーティストとしての桑田さんの心中、苦悩を代弁してるような気がする。 あのサザン・オールスターズが7年振りに出すニューアルバムである。 余裕と貫禄だけが見える「無難なもの」にはしてほしくない。 桑田さんもそう思うからこそアルバムの発表には慎重だったのだろう。 内容の半分近くを既に知ってしまっているのがちょっと残念だが、「おお!さすがサザンだぜ!」と思わせてくれるようなものを聴かせてほしいと心から思うのである。 ポム・スフレのホームページではサザンのアルバムについて取り上げています。 ぜひご覧下さい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[邦楽] カテゴリの最新記事
|