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テーマ:今日聴いた音楽(73746)
カテゴリ:邦楽
1983年の日英合作映画「戦場のメリークリスマス」のメイン・テーマ曲だ。 大島渚が監督したこの映画は当時「Let's Dance」を大ヒットさせて人気絶頂だったデヴィッド・ボウイと坂本龍一(この時はまだYMOは存続していた)の共演が大きな話題で、今や「世界のキタノ」であるビート・たけしも出演していた。 大島渚の濃厚で混沌とした演出は子供の頃は理解不能だったが、今見ると、言葉にはしづらいが、なんとも言えない感動がある。 坂本龍一の演技に関しては未だに理解不能だが… 演技はともかく、坂本が手掛けた音楽は絶品で、特にこのメイン・テーマ曲は現在もスタンダードとして残っている名曲だ。 アンビエント感に満ちたサウンドと東洋的な情緒溢れる滑らかな旋律が溶け合った素晴らしい曲で、この世の全てを超越しているかような美しさに満ちている。 このサウンドトラックには他にも印象的な曲が多く、映画の完成度に一役も二役も買っている。 敗戦を迎え、死刑を受け入れるハラ軍曹(ビートたけし)の笑顔にかぶさってメイン・テーマ曲が流れるラストはやはり忘れられない名シーンだ。 Merry Christmas,Mr.Lawrence! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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