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テーマ:洋楽(3321)
カテゴリ:70年代洋楽
![]() 「ワイルド・ワン」のニック・ネームを持つデニスは、ビーチ・ボーイズのメンバー中サーフィンができる唯一の男であり、チャールズ・マンソンとの交流などのスキャンダルの多い男でもあったが、同時に誰よりも海を愛した男でもあった。 この「Pacific Ocean Blue」にはそんなデニスが静かに、そして激しく独白するかのような美しい歌が詰まっている。 内ジャケットに写った、海を見つめるデニスのうつろな目は少年のようでもある。 この「River Song」はアルバムの冒頭を飾る一曲で、"母なる海"を思わせる名バラードとなっている。 雄大なピアノのイントロ、哀しくも美しいメロディ、荘厳な響きのコーラス、ロマンティシズムとナイーヴさを感じさせる歌詞、そして荒々しさの中にも孤独感が滲み出るデニスの歌声が胸を打つ。 1983年12月28日、デニスはカリフォルニアのマリーナ・デル・レイの海に友人達とボートで乗り出した。 クルージングの最中、酒に酔ったデニスは真冬の冷たい海の中に入り、勢いよくもぐり出した。 しかし、いつまで経ってもデニスは戻ってこない。異変を察した友人達はあわてて捜したが、デニスは二度と姿を現す事はなく、カリフォルニアの海の底に消えていった。 この時デニスは39歳になったばかりの若さだった。 「自分が死んだら海に葬ってほしい」と言っていたデニス。 通常は水兵のみに許される水葬が行われた。 デニスの告別式では、このアルバムに収められている「さらばわが友(Farewell My Friend)」が歌われた。 長らく廃盤だった『Pacific Ocean Blue』も、2008年には大量のボーナス・トラックをつけて再発されている。 「River Song」を聴くにはここをクリック! 河岸にそって歩いていると 水が僕のひざを洗う 河よ 自由に流れる河よ 力強い河は永遠に流れていく ああ力強い河よ 僕はお前のようになりたい ポム・スフレのホームページではデニス・ウィルソンの『Pacific Ocean Blue』について取り上げています! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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それにしてもウィルソン家。。。。。
デニス・ウィルソンは、素晴らしい才能を発揮してきた時期だけに 残念で、悲しい最後でしたね。 彼の歌には、存在感が溢れていました。 (2006.04.13 21:29:27)
さすがにこれは持ってないし、聴いてません。
CDが再発されることがあれば、買うと思いますが。 (きっとマイクのは買わない(笑)。) ビーチボーイズでのデニスの曲だったら「フレンズ」に入ってる「リトルバード」なんかが好きです。 ちょっとメロディがポールっぽい所があったりするのが良かったです。 最後になるにつれ声がしわがれていくのが何ともせつないですね。 (2006.04.13 23:22:16)
kawasima9さんどうもっす。
>それにしてもウィルソン家。。。。。 >デニス・ウィルソンは、素晴らしい才能を発揮してきた時期だけに残念で、悲しい最後でしたね。 ---その通りです。 「Pacific Ocean Blue」を聴くたびにそう思わされます。 またその最期が彼にハマりすぎてるところが… >彼の歌には、存在感が溢れていました。 ---デニスの歌う「You Are So Beautiful」もすごくイイんですよね。 ではでは。 (2006.04.14 01:20:02)
junktionさんこんばんは。
>さすがにこれは持ってないし、聴いてません。 >CDが再発されることがあれば、買うと思いますが。 ---「Pacific Ocean Blue」はビーチボーイズの音楽とはちょっと趣きが違いますが、大名盤ですので、ぜひ買う事をオススメいたします。 詳しくは僕のメインHPの「It's A Masterpiece!」をどうぞ(笑 >ビーチボーイズでのデニスの曲だったら「フレンズ」に入ってる「リトルバード」なんかが好きです。 ---ボクもそれ好きです。 >最後になるにつれ声がしわがれていくのが何ともせつないですね。 ---ホント切ないですね。でもだからこそ胸を締め付けられるのです。 ではでは。 (2006.04.14 01:26:30) |