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テーマ:洋楽(3286)
カテゴリ:ビートルズ
誰もそんなコト聞いてないかもしれないが、とにかくそうなのだ。 (↓以下本題) アルバム「Revolver」に収録されたジョンの作品で、ギターを前面に押し出した痛快なビート・ナンバーだ。 初期を思い起こさせる直球の作りは、いわゆる"実験的"な印象が強いこのアルバムでは異色ですらある。 だが、リフもカッチョいい、まんまパワーポップとして聴ける力強い演奏は、今聴いても古びていない。 ジョン本人は、この曲を気に入ってないらしいが、いやいや、どーしてどーして むしろ、カモメの鳴き声がウザイあの曲よりも、こちらの方が新鮮に聞こえる……というのは言いすぎか。そういえばこの曲のタイトルも「鳥が鳴く」だっけなあ、ピヨピヨ ちなみに、ここで言う"Bird"とは、当時ミック・ジャガーの恋人だったマリアンヌ・フェイスフルを指している、という説もある(マリアンヌは同時期に「This Little Bird」という曲をヒットさせている)。 まったりとした前曲「Good Day Sunshine」に続いて飛び込んでくる豪快なイントロが、何とも気持ちいい。ここで聴けるギターの響きは、当時としてはかなりラウドだったはず。 ビートルズは、ハードなロック・バンドとしても時代の先頭に立っていたのだ。 アッという間に終わってしまう構成もパンキッシュだなぁ(´ー`) ツイン・リードギターによる厚めの音作りながら、全体の印象は実に軽やか。親しみやすく滑らかなメロディ・ラインと、ハツラツとしたジョンの歌声が勝因だろう。高音をサポートするポール&ジョージのコーラスもすがすがしい。 饒舌にハネるベース・ラインは、同アルバム収録の「Taxman」のパターンに則ったもの。ストレートでありながら、単純なビート・ナンバーに終わっていないのは、この辺がカギか。 後ろでひっそりと鳴るオルガンの音色が塩味チーズ味。 あっさりというか、投げやり気味に終わってしまうエンディングがチト残念(リハーサル・テイクみたい) やはりジョンにとっては、埋め草的な一曲だったのだろうか? でも、いいんだ。オイラこの曲好きだから。 誰もそんなコト聞いてないかもしれないが、とにかくそうなのだ。 2006年には、マシュー・スウィート&スザンナ・ホフス(=バングルズ)がこの曲をカバー。 分かる人には分かる。やっぱり、カッコいいパワー・ポップだ。 つーコトで「And Your Bird Can Sing」を聴くにはここをクリック! ポール&ジョージによるツイン・リードが、小鳥のようにハモッているのさ。ピヨピヨ ポム・スフレのメインHPはこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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