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今日も何かあたらしいこと

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2011年10月04日
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カテゴリ:本の部屋
東野圭吾さんのガリレオシリーズ最新作「真夏の方程式」を読みました。

湯川教授が登場すると、私の脳内では福山雅治さんが現れ、あの低音で話し、

ニヒルに無表情に、メガネをちょっと持ち上げて見せたりしてかっこよすぎる。

これはドラマ化前提の作品なのでしょうが、読みながらもうドラマが見えました。


しかし湯川教授が子守りというのか、小学生の家庭教師みたいな事をやるなんて、

まずもって不自然な事なので、そこには事件のヒントが隠されているに違いない。

事件自体は地味なので、前半はあまりおもしろくなく単調で退屈だったけど、

ある時点から次第に引き込まれ、捻りのある真相にはちょっと唖然とさせられた。

二重三重に重なった真相に、何度もページを元に戻しては、その叙述を確認した。

最終的に湯川教授が出した決断には疑問が残り、後味は決していいとは言えなかった。

はたして方程式は解けたのか、解けないまま胸にしまい込むのは、科学者として、

断腸の思いでの結論であり、夏が終わっても終わる事のない重い宿題であるに違いない。


いずれにしても東野圭吾さんが、これだけの多作でありながら読者を裏切らず、

一定レベル以上の作品を書き続けている事には、賛辞を惜しみません。

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Last updated  2011年10月04日 23時24分51秒
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