【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

Atletico Tokyo~アトレチコ東京~

Atletico Tokyo~アトレチコ東京~

Freepage List

2005.01.25
XML
山瀬の横浜移籍が決定した。しかし、今回の移籍騒動は様々な騒ぎが溢れ出してしまった。

事の発端は昨年12月30日に山瀬本人が「今のチームに不満はないが、他クラブの話も聞いてみたい」と発言したことから始まった。横浜が興味を示していることも合わせて、もはや出来レースとしての移籍に向かっているとの憶測、キングと慕って度重なる怪我にも支え続けていたのを裏切られたことなどから、浦和サポーターの怒りの矛先が3方向へ向くこととなった。


・横浜Fマリノスフロント
フロントよりも先に山瀬本人と交渉したのではないかという推測
・山瀬本人
言うまでもない
・山瀬の代理人、田邊伸明氏
主に山瀬をそそのかしたのではないかという推測、過去の中澤などの騒動なども含めて


さらに同時に中田浩二のマルセイユへの移籍騒動も上がっている。契約期間は1月31日までなので、それを過ぎてフリーで移籍しようとしていることで、やはり代理人の田邊氏が批判を浴びている。こちらは「日本のサッカー界を潰す気か」というものが多い。



これだけでは問題の背景を語らなさすぎだが、時間がないのでご勘弁を。とりあえずまだまとまっていないがいくつか思ったことを。
これは田邊さんのblogにトラックバックしようか迷ったが、予想以上にすごいことになっているので控えさせていただく。正直これ、叩かれそうだし(苦笑)



1・騒動それ自体
今回の山瀬騒動がここまで大きくなった理由は、浦和が関係していたこと、そのファンが非常にやきもきする展開だったことだろう。そしてその最中に中田浩二の移籍騒動が起こってしまった。ただ、山瀬に関してはきっちりと説明して欲しいという人もいれば、電撃的に発表してすっきりして欲しかったという人もいる。何がファンのためか、これは人それぞれで考え方が違う。全ての人が納得できる結論は難しい。


2・山瀬の移籍理由
そもそも、山瀬がなぜ移籍を志願したかを考えた時に、人間はそんな単純なものではないだろうということがある。ある人は『今不慣れなチームで新たに地位を築くよりは、明確に抱えている「自分の場所」を一層レベルアップする事の方が重要だと思う』と書いていたが、それはあくまでサッカーにおける話。やはりプロだろうが人生サッカーばかりではない。

移籍理由なんていくらでも可能性が存在して、例えば人間関係のこじれから浦和に居づらいと思ったのかもしれないし、横浜のようなところに住みたいと思ったのかもしれないし、もっとプライベートな理由があったのかもしれない。万が一それが真相だと仮定した場合、それを公表できるわけがない。そんなときどうするかを考えると、結局は適当な理由を並べるしかない(もしそうだったとしたら、今回の公表の仕方がまずかった気はするが)。

やはり我々の身近にだってバイトや仕事を辞める理由に誰もが誰も必ず真実を言うとは限らない。バイトだろうがプロだろうが誰だって知られたくない事情があるかもしれない。「真相を教えてくれ」という発言が時には無理のある話だということも、ファンはどこかで理解すべきではないかと思う。昨日にどこかの新聞が山瀬のインタビュー内容を掲載していたが、とりあえず公式であるそれを信じる以外に方法はないのかと。



3・代理人と選手とクラブとファン
例の場所で代理人田邊氏を叩く人がかなりいる。私が思ったのはまず、代理人に関して我々は余りにも知らなさすぎるのを念頭に置くべきだということ。それは誰のせいというわけでもなく、単純に日本スポーツ界が代理人というものを避けてここまで来てしまったからだろう。野球を代表としてどのスポーツでも、経営を圧迫するetcの理由で長い間この「与えられるべき権利」が与えられなかった。日本で代理人という言葉を聞くようになるのはここ数年のプロ野球界においてだった。だから我々ファンの側はこういう立場の人との接し方が全くわからないし、彼らがどこからどこまで仕事をするのか、するべきなのかを知らない。というわけでここからはそれを考慮に入れて。

とりあえずわかるのは、代理人は選手と契約を交わしているということ。だから「契約に関し」選手の希望を最大限尊重する立場であること(もちろん世界中を見ると例外なんて数多くいる)。フロントも選手とは契約を交わす関係だということ。だから選手を最大限尊重する立場であること。ではファンはどうか?私は現時点ではこう考える。ファンは確かに大切なお客様で、他のどのファクターからも尊重されるべきではあるが、決して他のどのファクターとも契約を交わすわけでもない。

何が言いたいのかというと、ファンの想いによる力はすばらしいものだが、それにも限界はあって、時には思い通りにならないことだって数多くあるということ。ファンはその限界をある程度のところでわきまえる必要があるのではないか。いくら綺麗事を並べてもクラブが破産するときは破産する。大好きな選手が移籍するときだってある。普通は経営状況、選手状況はファンよりフロントの方が理解している。もちろん例外もあるし、ファンの力の偉大さは私も語るところだが、極論を言うとクラブが株式上場し、その株でも持っていない限りは、真にクラブを動かすことはできないのではないか(あるいは昔のナポリのマフィアのように10億フロントに出して「これでマラドーナ買って来い」と言うとか…)。


話が広がってしまった。おそらく代理人の、ファンへの説明責任は私はないと思う。だとすると、田邊氏に釈明を求めることはおかしいということになる。だったらblogなんか出すな、という声が出そうだが、田邊氏は前述の、代理人を知らない人が多い現状を打開しよう、それが日本スポーツのためだと考えて立ち上げたのだと思う。だからあれだけ丁寧に質問に答えようとしているのではないか。ただ、そうして表に出てきてしまったことがこのような騒動を起こしてしまったことはあるだろう。代理人は前述の役割で言えば本来裏で生きる職業なので。



翌日へつづく





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.01.26 06:45:01
コメント(0) | コメントを書く
[ Since football is "football"] カテゴリの最新記事


PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

アルヴァロ

アルヴァロ

Calendar

Category

Favorite Blog

横浜F・マリノス×ア… New! askrkさん

少年サッカー・サポ… ジャイルジーニョさん
ちのぴぃの雑記録 ちのっぴいさん
Ipswich Town Footba… eastanglianさん
J☆mind ジュビぴょんさん

© Rakuten Group, Inc.