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Atletico Tokyo~アトレチコ東京~

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2005.12.31
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カテゴリ:Baseball
今年最後のコラムとして何がいいか考えていたが、
結局「もうファンを辞められないだろう」ジャイアンツのことにしようと思った。

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失われた“黄色い声”取り戻せ!原巨人の狙いは女子大生
2005年12月31日(土) 8時2分 サンケイスポーツ



 おはよう、原ジャイアンツのみなさん。またひとつ来年のミッションが決まった。名付けて『女子大生大作戦』。ターゲットは花の女子大生だ。観客動員数、視聴率が低下をたどるなか、失われた“黄色い声”をいかに取り戻すか。諸君の健闘を祈る。なおこのテープは自動的に消滅する…チャラーン♪

 「キャ~~ッ」。そうそう、コレ! お父さんには縁がないだろうけれど、いつの時代も戦う男の活力源は“黄色い声”。人気回復を図る巨人が、この“黄色い声”の奪還に向け、秘策を編み出した。

 その名も『女子大生大作戦』。来季、観客動員増のターゲットを「女子大生」に絞り、若い女性ファンを増やそうという試みだ。以前から女性ファン獲得のアイデアを思案していた清武代表の号令の下、女子大生向けのPRやファンサービスを行う。

 現在検討されているのが、本拠地・東京ドーム近隣大学へのPR活動だ。文京区には、ターゲットにぴったりの日本女子大、お茶の水女子大、東京大学など20近い大学がある。隣接する豊島、新宿、千代田区もカバーすれば女子大生は数万人にものぼる。

 まず開幕と入学シーズンが重なる来春に、校内にビラやポスターで「原ジャイアンツ」をアピール。うまくいけばG選手の学園祭デビューや、合コンが実現するかも? 課題とする地域密着も実現できる大作戦だ。

 巨人は今年、球団女性スタッフのアイデアを集め女性ファン向けの企画を実現ずみ。8月には女性向サイト「ヴィーナスネット」を立ち上げている。「女性が野球の話題に出会う機会が少ないという声を聞きます。気楽に野球にふれられる機会を作れれば」と担当者。来年1月には企画会議を行い、女性ファン同士の交流会など新企画を話し合う予定。女性スタッフのアイデアも『大作戦』を後押しする。

 若さと爽やかさを前面にアピールする原ジャイアンツ。サッカーW杯も行われる来年、“黄色い声”を味方につけられればV奪回も間違いない!?

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今年の頭、巨人の改革には期待していると書いた。
それがどうなっているかがよく気になっていたのだが、正直言った話、
「なんだかなぁ~~…」という感想である。

クラブマーケティングとして重要になるのは「マーケティング」と「アイディア」の両立なんだと思う。bjリーグで気付いたのだが、前者だけでいいと考えがちでも、時間というものがあるこの世の中では頭でっかちで前になかなか進まなくなるし、何でも根拠、根拠では話にならない。後者だけでもそれを行なって効果が出るバックグラウンドがないと、これまでと何も変わらない。
(そういえば、ヤクルトの古田が思いつきのプロジェクトを言っているのを批判したが、マーケターの人はまだ実現するかわからなく、でも「両立」するのが大事だと言っていた)
ただ、もちろんどちらにしろ事後調査をして効果も見ないといけないだろうし、それで改善するという流れが必要となる。
選手や監督はスポーツがプロとして、興行としてなる以上、その流れに、自分の力を落とさない程度最大限に協力する必要がある。

これだけのことをしているチームこそ、今年のプロ野球でも脚光を浴びたのだと思うのだ。


さて、今の巨人はこれを行なっているだろうか。

(あまり言われていないことだが)
元々営業努力では球界ではダントツを誇っていた巨人である。
マスコミ対応などもピカ一。
そんな彼らが、姿勢としてファンを向こうという精神が向上したのは良いことである。

ただ、私は今の巨人の状態で問題に感じることは、


・ファンのことを考えて始めてはいるが、あれだけの規模に関わらず
 事前、事後調査などをしている気配が感じられない
・マーケティングスタッフなど専門家を登用したという話を全く聞かない
 (もし募集しているのなら私にもチャンスをくれ。笑)
・原監督のコメントを聞いていて、ファンサービスが大事だと理解している彼の中でも、
 やはり「強くなる=人気が出る」という固定観念が感じられてしまう
・大半の選手に、自分に出来ることは、という危機感が感じられない


ということである。
上のような女子大生企画の記事が出ても、アイディア先行というのはまだいいとして、
そのバックグラウンドがないのですごく薄っぺらに感じられてしまう。
大体、これと地域密着を結びつける感覚がちょっと不思議である。
(まぁつけているのはサンスポなんだが。笑)

大学生に興味を向かせる企画の難しさは、自分は失敗経験があるので(苦笑)
少しでも知っているつもりだ。
彼らは時間があるようであまりなく、自由な金もない人は少なくない。
1人につきいくらくらいお金が落とせるのか、落とさせたいのか、
どこの席のチケットを買わせたいのか、その席でどう野球を見てもらいたいのか、
そのくらいは考えて欲しいものである。



ちなみに私なら今すぐに変える点はこれ。

「2階のC席のエリアの何割かを応援席&自由席化、値段をCと外野で統一。」
最も東京ドームで遊ばせているこの空間を熱く楽しめるものにするには最適だと思う。
応援団に頼んでこのエリアにも進出してもらい、応援の幅を広げる。
私もいつもつらいのが、
応援席=外野指定席が「よくわからない人」に流されていて、
まともに獲れないこと。だから熱く応援したくてもできない。
応援団の人も「固定ファンが増えない」と嘆いているのを聞いた。
金券ショップでなら何とかチケットが買えるのだが、それでは
チームにお金を落としていることにならない。
ものすごくイライラを感じるのである。
「ロイヤリティを育む場」を自ら潰しているようにしか見えない。


一コアファンとして見たとき、今の東京ドームは空席だらけに見えて、
実は空席がないのである。




ちなみに、これだけスポーツに熱くなり、一応勉強もしている私に対して、
なぜ巨人ファンなのか疑問に思う人は意外といるらしい(笑)

私の巨人ファン歴はもう来年で18年目になってしまう。
「今更辞められない」というのもないわけではないが、
こうなったら地獄の果てまでとことん付いて行ってやるよと思ってもいる。
巨人は過去の伝統がある以上、ものすごく未来も可能性があるものでもある。
世界でも有数のスポーツ組織だと思う。
私は中にどんな腐った人間がいても、日本に巨人があることを誇りに思っている。
結局巨人馬鹿なんだろう(--;)
来年もよろしく…。




今年もいろんなことがありました。
トップで目標にしていた生観戦50試合ですが、結局43試合で止まりました。
正直いろんなことがありすぎて、全然世間の話にもついて行けなくなりました。
とはいえ、これくらい好き勝手やれるのも後1年でしょうが、
来年も全力で頑張りたいと思います。

では、よいお年を。





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Last updated  2005.12.31 14:29:52
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