外国人さんを東京案内・2
さて、中国武術の老師がいらしての東京案内、かなりスケジュール的にはタイトだったのです。銀座で会ったのが10時半、そこから3時までが自由時間で、私の担当。(老師ご夫婦は団体のツアーで来日)3時には、お台場のガンダムのところで再集合とのこと。彼らの希望が、・ゴルフショップを見たい・アウトドアショップでアウターを買いたい(北京は寒い)・鰻を食べたい・化粧品を買いたいだったので、それを移動時間も入れて、4時間ちょいでやるってけっこう大変~。 なんとか、彼らを急かさないようにしながらも、時計を気にしつつ、東京駅付近の鰻屋さんに入ったのが、すでに1:45。そこからお台場への移動時間を考えるとあまり時間はなく、ごはんを食べ終わって出てきたのが、すでに2時半近く。しかも東京駅の構内が広すぎて歩くのに時間がかかるため、後ろを老師ご夫婦がついてくるのをちらちら見ながら、エスカレーターも、早歩きで降り、かなりの小走りで移動。りんかい線に乗れたのが、2:45、最寄り駅についたのが、2:55、そこから、ガンダムまでたどり着かねばならず、あと、5分!またもやエスカレーターを早歩きで登っているところに、老師が一言。「ねえ、Kangzi(私のこと)って、なんでそんなに急いでるの?いつもそんなに早く歩くの?」私「... (え? あなた方を待ち合わせ場所に遅刻させないように急いでるんですけど??)」 そこで、老師の奥様と話してわかったのが、3時が待ち合わせだけど、誰も3時になんか行かない...という衝撃の文化の違い。 そこで、急激にスローダウンし、目的地に着く前に、目についたスポーツショップで、スポーツブランドの靴を老師が試着しているのをボー然と横目で見ながら、イスで休憩。 そこらでじゅうぶんぶらぶらし、待ち合わせ場所に歩いていると、老師に声をかけてきたカフェでお茶してたカップルがいて、(同じ団体旅行の人たち)さらに脱力。 そして、そんだけぶらぶらしたのに、当の待ち合わせ場所についたら、案の上、誰もいない。(いたのは、添乗員さんだけ)老師曰く「ほらね!」脱力はMAXに... ただ、私の場合、今回の老師や他の中国人の老師たちとの経験を振り返るに、何気に、みんな時間にきっちりしているというか、時間にルーズだった記憶はないし、逆に5分前にはスタートしたり、かなり時間にはきっちりなイメージ。 それを申し上げると、「ああ、それは君が日本人だから、日本風に合わせてる感じかな。今回のこのツアーは、参加している人が中国人だから、中国風で。」と、涼しい顔でおっしゃるのでした。 ということで、今回もまたいろいろ学びました~。かなり、精神的に(待ち合わせ時間に遅らせまいとあせった&自分の中国語力)へとへと。というわけで、老師たちと別れて、一緒にいた先輩と、疲れたから、ビールでも飲もうよ、と入ったお台場のレストラン、たまたま、隣りがオーストラリア人さんで、なんでも、今は休暇で日本を旅行しているんだそう。彼と話しながら、「くー、中国語で話すストレスが、やっぱり英語だとないわー。英語って素晴らしい~(泣) 」やはり、中国語もっと精進いたします。 ちなみに、彼も英語しか話せないため、可哀想だったのが、一人なのに、大皿のピザ1枚と、かなり大きなラザニアを食べていて、たくさん食べる人なのかな?と思っていたのですが、なんでも、注文時に、「このピザを1つ、あっ、やっぱりそれやめて、このラザニア。」と言ったのが、いかんせん彼も英語のみ。そのため、ウェイターさんは、「あっ、やっぱりそれやめて、」を聞き取れず、「ピザとラザニアの両方が」来たんだそうです。また、それを訂正するのも面倒だったので、「こうやって、2つがんばって食べてるんだ。」とのこと。(でも、もうほとんど完食してた) やっぱり、言語、いろいろありますね。なんやかんや疲れたけど、結局はかなり面白かったです。