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カテゴリ:下町の風景
大相撲九州場所では新横綱日馬富士の注目の対戦など中継されているが、ここ両国はとっても静か~!
散歩の時間ができたので両国をぶらり、いつものように國技堂さんへ。 今日はちょっと混み合っている様子。 さすが両国のパワースポットのひとつ。 僕のような馴染みは遠慮して多くの方にお店の良さを知ってもらおうと思い後ろ髪を引かれる思いで名物の「おせんべいアイス」を次回に見送る。 店を後にして国技館通りの開始ポイント、回向院へ向かう。 ここ回向院の勧進相撲が両国に大相撲を根付かせるきっかけとなった。 そして現在のシティコアあたりにはかつて国技館があった。 江戸時代の両国は、両国橋をはさむ西詰めの両国広小路、東詰めの回向院にたくさんの人が集まりさながら連日お祭り広場であったという。 明暦の大火の教訓から火除地として設けられた西詰めの両国広小路にはいつしか臨時の芝居小屋や茶屋、床屋などができ行楽地となった。そして明暦の大火の無縁仏を供養する回向院では日本各地の秘仏を一時的に持ってきて一般公開する「出開帳」や「勧進相撲」により多くの人が訪れた。回向院参道や川沿いには多くの屋台が軒を並べ見物客で賑わった。 回向院では、来年4月27日~5月19日まで、善光寺の出開帳が開催される。 江戸の出開帳がどのように現代に甦るのか楽しみだ。 回向院を通過しながら多くの人で賑わう江戸の風景に思いを馳せてみる。 夏祭りや本場所(秋場所)が終わった両国はしばらく静かだが次の行事といえば吉良邸跡で開催される元禄市・吉良祭・義士祭だ。 吉良邸跡にある松坂神社を参詣、吉良さんにご挨拶。 この辺りにはしばらく足を運んでいなかったのだが、隣に新しいお店が出来ている。 「歴史茶屋 両国 縁処(えんどころ)」か。。。 おせんべいアイスを逃したからかちょっと休憩したくなった。 新しい店に入るのは苦手だが好奇心が勝り店内へ。 人当たりの良いご主人が迎えてくれ、お茶と和菓子のセットをいただいた。 お茶と和菓子まではフツウの組合せなのだが、このセットには佃煮がついてくる。 よくあるのは塩昆布などがついてくるパターンだが、はて? と思いご主人に尋ねると、柳橋で船宿と佃煮屋を経営している小松屋さんのオーナーがお客様にくつろいで佃煮を味わっていただいたり歴史に触れていただける空間をつくりたいという思いで春先にオープンしたお店とのこと。 どうりで、店内には小松屋さんの佃煮販売コーナーがあるわけだ。 などと感心しつつお店の方の人当たりの良さに甘えてあれやこれやと両国あたりの話をさせていただいた。というのも僕が両国ジャズプロジェクトにかかわるきっかけとなったチャーリーパーカー靴店のチャーリーさんを知っているというし、僕がじゃーまねをしているジャズシンガーRyo-ka☆が毎月出演中の六本木サテンドールとも縁があるという。 そして、お住まいも我が家から徒歩1分以内といういくつかの「縁」があったからだ。 そこに都営大江戸線月島駅の情報誌を発行してる編集者の方も合流してさらに話が拡がってしまい気づいたら閉店時間を30分も過ぎていた。お店のNさんの人柄には感服するばかり。 ここ「縁処」は、両国の新たなパワースポットであるに違いない!と確信しお店を後にした。 Nさん、そして編集者のIさん、どうもありがとうございました! 元禄市は、12月8日・9日(義士祭:14日午前)開催。 「縁処」さんにもたくさんの人が集まりパワー全開となるだろう。 ゆっくりお茶や佃煮を楽しみたい方は元禄市を待たず訪れてみてはいかが! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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