ドラマ「半沢直樹」
ドラマ「半沢直樹」の7年ぶりの続編を録画で遅れながら観ている。今シリーズも視聴率は好調らしい。
前シリーズと比べるとマネーゲームの要素が強く、感情移入しにくいと思うのだか、もはや様式美とも言える逆転劇が視聴者を引きつけるのだろう。あえてリアリティを無視したかのようなキャスティングも、そこを狙ったものと思われる。
今シリーズについて、描かれる女性像が古いという批判を聞く。半沢の妻は専業主婦で、他の主要女性キャストと言えば小料理屋の女将と半沢の部下1人しかいない。そのあたりは前シリーズも同じようなものだったと思うが、そうした批判があるということは7年という時代の変化ゆえかもしれない。
女性の能力はもっと活かされるべきだと思う。ただ、女性活躍推進法(この法律の評価はさておき)ができたのが2015年であるし、この手の法律は、できたからすぐに社会が変わるというものではない。おそらく変化が見えるのには10年単位の時間が必要だろう。今の「半沢直樹」にそれを求めても無理ではないかと思う。