みかんの木を育てる-四季の変化
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はなたちばな3385
みかんの木の栽培を通じて、四季の変化や、自然とのやり取り、汗の中で感じたことを紹介できたらと思っています。
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雑木林を伐採してます
みかん園に隣接する雑木林、ここも以前はみかん畑だったそうです。 2月上旬の、今から二週間前の、その雑木林の様子です。 赤い屋根のみかん小屋の左側に見える雑木林です。 この2月の時点では、木を伐採するなどという技術はまったく無かったわけですから。 この巨木を伐採してやろうなどという認識はなく、 ここからヒヨドリがやってくる、とまり木として見ていただけでしたが。 この二週間で、雑木林の景観は大きく変わりました。 2月23日に東京の公園の雑木林を手入れしている人が、七つ道具をもってやって来てくれたんです。 そして「みかん園で一番困っていることはなにか?」との問いかけてくれたのに対して、 あのつる草の巻きついた巨木がヒヨドリのあつまる場所になっているので切りたいんだけど・・・。 そんな願望的なやりとりから、作業が始まりました。 その巨木を対象にして、木の切り方を、実際にやって見せてくれたんですね。 当方などはその数日前にチェーンソウを入手したものの、 いくらスターターの紐を引いても、一向にエンジンがかからなかったわけで。 ようするにその操作の仕方をまったく知らなかったわけです。 木を切り倒せるような技術どころではなかったんですね。 そんな時に、2月23日に実地に木の切り倒し方をみさせてもらい、 チェーンソウの操作の仕方の基本を教えてもらったわけで、まったくの目からうろこでした。 そして、それから5日後の、2月28日の雑木林の様子です。 右から左へと一続きの雑木林だったんですが、 その中央部部分を伐採することが出来ました。 どうやら伐採することも大変ですが、 それ以上に、倒した木や絡みついたつる草を片付けることが大仕事だということがわかってきました。 巨木の中には棘のあるイヌザンショウの木が多いし、 低いものは蔓に巻き付いていて、その棘が人が近づくのをはばんでいるんですね。 それを片付けるには、草刈り機やのこぎりで、もうひと踏ん張りしなければなりません。 そのままにして春先になると、つる草におおいつくされて、やがては元に戻ってしまいますから。 まだまだ、作業は半ばで、後始末はこれからですが。 しかし、これでイノシシが隠れる場所がなくなりました。 ヒヨドリが人がいなくなるまで待機していた高枝の木がなくなりました。 みかん園は、下からはイノシシ、上からはヒヨドリにより、 美味しいみかんの多くをとられていたんですが。 これで、彼らの自由度が後退させられたはずです。 ひろがった草地を見ていたら、春の便りが顔を出していました。 フキノトウです。 これまでは、雑草に埋もれていて、そこにこんな宝があることを知らなかったんですが。 人がそこを管理できるようになれば、新たな自然の恵みを得ることが出来そうです。 とにかく今は、巨木を切って片付け、低木の棘のあるつる草を始末することです。 まだまだ、かつての豊かな土地柄をとりもどすために、荒廃地の開拓作業がつづきます。
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