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2020年10月31日
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​哲学学習21 ヘーゲル『哲学史序論』ノート2​

今回の目標、岩波文庫の『哲学史序論』ですが。
ヘーゲルの『哲学史』については、私などはこれまでこの岩波文庫の『哲学史序論』(武市健人訳 1967年刊行)でしか手近になかったものですから、それしか知らなかったんですが。
それでも図書館で閲覧していたのでしょう河出書房新社の長谷川宏訳(1992年刊)の序論についても読んでいました。

そうした経過もあり、この序論については、私は比較的に簡単にすむと楽観していたのですが・・。
ところが、今回あらためて読んでみると、これはおもっていたほど簡単なものではないことを感じさせられています。

岩波書店の「ヘーゲル全集」で、『哲学史』の一部分ですが、取り寄せてみたところ、この著作は文字通りの『哲学史』であって、東洋・古代ギリシャからシェリングまでの哲学史をあつかったもので、全集にして3巻もある大作であることを知りました。
ヘーゲルは本格的に哲学史について取り組んでいたんですね。

私などが関心あるのは、ヘーゲルの弁証法がどの様に描かれているかです。この著作で弁証法がどのように出て来るのか。またそもそもヘーゲルは哲学史をどの様にとらえているのか、並の哲学史の本とは違うと思うんですが。それと弁証法とがどのように関係しているのか、こうした問題なんですが。



さて、私などは1950年生れでして。ロシアの革命家レーニンについて、世界史の開拓者として一目も二目も置いています。ソビエト連邦が崩壊してから、世界的にレーニンを否定的視する風潮があちこちで耳にしますが、私などはレーニンをはなから正しい人とはみなしませんが、そこは事実に即して慎重に、全体の業績の中で見るようにしています。

今回のヘーゲル『哲学史』ですが、これについてもレーニンは『哲学ノート』のなかに、その書評を残しています。
ヘーゲルの『哲学史』にふれた解説書というのは、それこそ沢山あるんですが、私などが見るのに、そのものととなる原作に即して検討するものはほとんどありません。『歴史哲学』で見たように、マルクスだって、自らの具体的な批判過程は限られたものしか残されてないんですから。そうした中で、レーニンの『哲学ノート』での『哲学史』にかんする書評は、私なりにはそれを理解していく上で貴重なものだと思っています。今回も参照するようにしています。

この『哲学ノート』をみるとレーニンは、1915年の世界大戦の最中の時期にこの大著『哲学史』を読んでいるんです。世界大戦が勃発した下で、その複雑な政治活動をしながらその学習をやっていたんですね。すごいとおもいませんか。いったいどのような関心をもって、どの様にその学習を生活に組み込んでいたのか、私などは、その問題意識と探究した努力にたいして、なみなみならないものを感じるんですが。

さて、レーニンの『哲学史』書評ですが、
『哲学史』の全体に対して61ページ分という大部の書き抜きやコメントを残しています。しかし序論についてはその内の2ページでして、短い数か所の書き抜きとコメントだけなんです。推測するのに、本論の方に関心となる大事な問題があったようです。
だから、私などの序論を検討しようとする立場の者にとっては、『哲学ノート』はほとんど役立たなかったわけです。それでも、レーニンが『哲学史』の全体に対して、丁寧な検討をしていたことは確かでして、今後への検討材料を残してくれているんですね。

ということで、今回の「レーニンと『哲学史』」はここまでです。
次回は、『哲学史」の本論にはいって、冒頭からP48までです。






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Last updated  2020年11月01日 07時29分37秒
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