みかんの木を育てる-四季の変化
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はなたちばな3385
みかんの木の栽培を通じて、四季の変化や、自然とのやり取り、汗の中で感じたことを紹介できたらと思っています。
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初めての伐根体験
2月11日(木)、小田原の石垣山でのことです。 みかん園の隣に雑木林があり、イノシシの天国になっていたんで、去年の春に切り開いたんです。 しかし、雑木の地下の根は生きていましたから、梅雨を過ぎたら元に戻ってしまいました。 「開拓」というのは、草木を切り払うだけではだめで、 地下にある草木の根も取り除かなければ、すぐに元の木阿弥なんですね。 こうした自然の管理につうじた人が、今回応援に来てくれました。 「伐根機」の操作を、実地に教えてもらったんですね。 チェーンソウの使い方に次いで、第二弾の援助でした。 最初の作業は、地面のあちこちにあるんですが、伐採した木の根の様子の確認です。 大きな切り株ではなくて、小さなほとんど目立たないものでしたが。 根の周りを掘って、引き抜くために根の周りにワイヤーをとおす作業が、二番目の仕事でした。 原野全体では、もっと目立つ切り株が、それこそあちこちにわんさとあるんです。 それと比べれば、地面に表からはほとんど目立つようなものではなかったんですが。 伐根機というのは、三角形の主柱をたてて、滑車をつかって引き抜くというもの。 私などはこれまで、シャベルで根の周りを掘って、木の周りを掘り起こしていたんですが、 滑車をつかって、根っこを引き抜いちゃうんですね。 木の根は、地上にある大きさに匹敵するくらいの大きさと広さで、根が地下に広がっています。 どおってことのない、ささやかな切り株を引き上げたところ、 地下にはっていた強力な根っこですが、その全体の姿が出てきました。 まわりは、大山や丹沢山系、小田原の市街地、相模湾の景色と、絶景なんですが、 とてもとても、作業をしているものにとっては、その景色を見る余裕などありません。 伐根機の講習でわかったことは、 「開拓」とは、地上の部分を切り払うのは、ほんの第一歩でしかなく、 地下にはっている木や草の根を除去しないと、 日本の雨と温かさの気候条件によって、草木はすぐに繁茂してしまうということです。 今みかん畑や農地があるというのは、先人がこの開拓の努力を、今ほどの道具もない中でやってきたということです。今ある人は、その努力の結果を引き継いでいるわけですから、いろいろな事情はあるにしても、個人の努力では背負いきれないものがあるわけですが、とにかく畑を荒廃させてしまうというのは、現在の社会のもてる技術と力からしたら、有効な改善は可能であるはずなのに、働き手の高齢化し、ぎりぎり限界仕事となっている。ようするに現実には農地の荒廃がすすんでいる。 これは社会的にもっている力がいかされないという、社会的なゆがみの結果なんですね。 これは個人の力で解決しうるものではないんですが、 しかし、個人の努力がなければ、未来も開けないということで、 個人的に努力をしつつ、伐根作業もその一つですが、焼け石に水かもしれませんが、 同時に、社会的な、全体的な解決を探るということです。 この自然の豊かさを生かせないというのは、じつにもったいないことです。
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