石田衣良の『池袋ウエストゲートパーク』です。
今更という感じですが・・・
この作品は、池袋西口公園(IKEBUKURO WEST GATE PARK)に屯している果物屋の息子である自称“池袋のトラブルシューター”真島 誠(マコト)を主人公とする小説短編集です。
シリーズは『池袋ウエストゲートパーク』、『少年計数機』、『骨音』、『電子の星』、『反自殺クラブ』、『灰色のピーターパン』、『Gボーイズ冬戦争』と・・・本編に登場する「サル」が活躍する外伝ものである『赤(ルージュ)・黒(ノワール)』があります。
以前ブログで取り上げた、小説版 葛飾区亀有公園前派出所には「池袋⇔亀有エクスプレス」が収録されています。
ストーリーは1人称で展開され、主人公マコトの回想録の様相を呈しています。ほぼ全作品において、冒頭では謎めいた述懐が行われ、その後、事件の展開を追って物語が語られていくという形態をとっております。舞台は主に池袋のストリートを中心に展開され、登場人物はメイン・サブ共々、多くがいわゆる「負け組」や「サイレント・マイノリティ」であり、彼らの視点を通じて、陽の当たらない裏側が語られています。
刺す少年、消えた少女、潰し合うギャング団。今夜も転がり込むトラブルを退屈しのぎに池袋を駆け抜けろ!躍動する青春ミステリー<内容紹介より>
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