カテゴリ:コーヒーのコク研究
だいぶ疲れがたまってきました。前回は「空間的な拡がり」でしたが、今回は「時間的な拡がり」です。
コーヒーのコク研究(5)2005.12.04 ・「時間的な拡がり」→味わいは一瞬では無い→口に入れた直後の素早い味、その後の中間的な味わい、後半の味わいと余韻 味わいに時間差があるのは日常的に経験しますね。香りでも揮発性のものは早く感じて、後から香るものとは違うタイプだと思います。 →甘みによっても特徴があり、味わいに時間差がある→時間的な拡がりのある甘さ、厚みのある甘さ 『料理上手は黒砂糖』ということばがあるそうです。黒砂糖は精製度が低いので原料の成分が多く、色々な味を感じますね。砂糖の甘さだけが突出しないので時間的にも拡がりのある甘さになります。 料理のコクにこのような『厚み』のある甘さが有効なのは日常的に経験すると思います。 →塩も同様 塩も同じで、最近はたくさんの塩が出回っていて楽しいし、助かります。 日本酒にも、最初の印象が強くスッと味が消えるものもあれば、はじめは穏やかで、やがてぐっと味わいが高まるものもありますね。20年位前はちょうど素晴らしい地酒がひろまってきた頃で、気合いの入った地酒屋さんと親しくなって、蔵見に行ったり、地酒の会で色々と飲み比べたりしていました。ここ数年はそれほど飲み比べていません。知らない蔵でもとっても美味しいお酒が出てますね。 →余韻が無かったり、高まりが不足で拍子抜けしたりするような味わいではコクがあるとはいえない お酒でも料理でも云えることですね。コーヒーでも、最初の印象、口当たりの良さ、馴染みの良さだったり、最後の余韻の心地よさだったり時間的な拡がりの魅力がとっても大切だと思います。その時のコクの役割を考えてしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.19 20:38:38
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