カテゴリ:スペシャルティコーヒー
GWになるとうちの近所は田んぼに水がはいって、田植え真っ盛りです。年々畑も田んぼも減っていってますが、水をはった田んぼを見るのは良いもんです。夜になると一斉に蛙の合唱です。
土曜日はいつもの幕張本郷サンク・オ・ピエさんでのワイン会でした。信じられないほどの滑らかさとコクに感動した「フォアグラのパルフェ」にカリフォルアニア最高のスペークリングワインとも云われる「レルミタージュ92年」の組み合わせで、いきなりトップギアが入りました。たらのリゾット筍のソテーがシャルドネ・タイタス・ヴィンヤードの見事なクリーンさと円やかさにどんどんスピードアップ、なんでもシャルドネの樽香がきつかった時のためにメープルシロップを準備していたそうですが、急遽焦がしバターに変更したとのこと、大正解。筍のソテーがシャルドネと幸せに寄り添ってました。メインは子羊にロックフォールのソース、ワインはカリフォルニア・モントレイにあるテスタロッサ・ヴィンヤーズのシラー、鴨のベリーソーズにはピノノワール。で、最後のコーヒーは金曜日が忙しくてあまりコーヒーが残っていなかったのですが…軽やかなブラジルとコロンビアCOE・イスラ農園。 今回ははじめて参加の女性がふたりみえたので、料理やワイン、そしてコーヒーの色々を代わる代わる男連中が説明してその感想や反応がとっても新鮮でした。コーヒー好きな方のさかもとこーひー初体験をご一緒できるのは僕にとってなによりも嬉しいことです。と、云うことで、先週のエスプレッソのご感想に対していくつか反響がありましたので、最近届いたお客様の声を先週に続いてご紹介します。 「はじめまして、M田です。本日、届きましたコーヒーを、先ほどいただきました。まず深・エチオピアモカをカフェプレスでいただきました。坂本さんの表現を私流にアレンジした感想としては口に含んだときのシャープな苦味、後から追ってくるベリー系の鮮烈な酸味が印象的。そのふたつに調和をもたらしている甘いフレーバーと上質なコクがこのコーヒーを完成度の高いものにしていると思います。また、少し冷めてから飲むと今度はベリー系の風味が先行し、一瞬フールーティなカクテルを含んだときの印象にかわるのが驚きでした。これかもおいしいコーヒーをよろしくお願いします。」 「今回はミモザカフェの感想をお伝えします。カフェプレスにお湯を注ぐとコーヒーの甘い香りに混じり、ベリーのフレーバーがしました。抽出後、カップに注いだ後、口に含むと坂本さんがおっしゃっていた通り、隠れていた柑橘系のフレーバーが広がり、飲み込んだ後、チョコとベリーのフレーバーが顔を出しました。全体的なイメージとしてはフルーツコンポートといった感じでしょうか。アイスコーヒーでもいける感じですね。生クリーム系、タルト系のデザートと相性が良さそう、と思ってキッチンの甘いもの置き場を探したのですが、タルトどころかお菓子に類するものが何もありません。冷凍庫を開くと、甘みを含んだものといえばアップルシャーベットだけ。ダージリン系の紅茶には合いそうですが、コーヒーにはちょと・・・・・でも、ものは試しとアップルシャーベットを齧った後、コーヒーを含んでみました。ところが予想外にこれが違和感なく調和しています。アップルコーヒーというのも意外とあり、かもです。もともとフルーティーな酸味と調和するボディを持ったコーヒーだからでしょうね。コーヒーの酸味についてはあまり得意ではなく、いままであえて酸味の無いものを選んでいたのですが、さかもとこーひーさんのコーヒーを味わってからからは、「酸味もコーヒーのボディの重要な一部」と考えを改めました。目から鱗です。また、新たな発見がありましたらご連絡します。」 M田さん、どうも、ありがとうございました。こういったご感想を頂くと…食後のコーヒー、それもどんな料理の後にはどんなコーヒーか!とか、お菓子とのフードペアリングの可能性がどんどん広がっていくと思います。コーヒーの美味しさも快感ですが…それよりも、お菓子と一緒だったり、食後のコーヒーのひとときの幸せをお届けしたいと思ってます。次はY田様です。 「前回頂いた、コロンビアCOE・イスラ農園驚きのおいしさでした。袋を開けた瞬間、豆を挽いた瞬間。それぞれ、これって珈琲なの?と聞きたくなる香りがあり新鮮でした。珈琲は夫が淹れる係なのですが、彼が私を呼んで香りを嗅いでくれと 大騒ぎしておりました。何よりもお味が凄かったです、何でしょうこれは?という感じですね。珈琲という枠を大きく越えている感じです。熱々と、ぬるくなったとき、冷め切った時。余りに違いすぎて、少し飲んでは休憩。残しておいて、また飲んで。 夫婦二人で堪能させて頂きました。美味しいお豆感謝です。」 「また、余談なのですが。夫が職場に一人用のプレスを持って行って、職場の珈琲無視して飲んでいる模様です。あっという間に豆が無くなっていきます。一人で勤務することが多いので、珈琲が良いお供になっているようです。これからも、宜しくお願い致します。」 Y田さん、いつも色々とご感想をありがとうございます。コーヒーによっては、骨太と云いますか、魅力が安定しているものもありますが…今回のコロンビアCOE・イスラ農園はとっても気まぐれ?気まま?デリケートで、届いたばかり、1週間、2週間後の魅力、熱い時冷めた時と、表情を変えていくようです。まぁ、色々な魅力成分を持っているのでしょうか。揮発性の強いデリケートな成分が多いのでしょうか?こういったちょっと手に負えない感じのキャラクターにも惹かれますね。 簡単なひと言でも、長文でも、とっても嬉しいですし、励みになりますし、今後の魅力作りのヒントになります。お気軽にご感想をメールしてください、お待ちしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.01 23:16:14
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