テーマ:今日のコーヒー(5071)
カテゴリ:スペシャルティコーヒー
プロのつぶやき817 「グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャ、カフェビーボ、グアテマラ・エルインヘルト・トラディッショナル」 定期的に行っている歯のメンテナンス終わって次回の予定の話しになった時に…受付の方から「3ヶ月後ですと1月になりますね」と言われ…え~、1月ーー!!と驚いてしまいました、今10月ですから当たり前ですが…今日は10月18日もうすぐ11月…なんだか気が遠くなったところで3週連続の新しいこーひーのご紹介です。 先々週リニューアルした「エスプレッソNo2」お陰さまでスペシャルティコーヒーの華やかさや味わいのきれいさと円やかなコクとコーヒー感のバランスがご好評頂いています。春になったら前のブレンドにという話しを頂いたのですが…今のエスプレッソNo2のバランスを少し変えるとベースはそのままで春夏向きになりそうなのでその辺も上手くいきそうです。 先週は「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」のニュークロップと「マンデリン・タノバタック」をご紹介しました。おゆみ野店での試飲こーひーを毎日「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」にしましたら…急に「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」のご注文が増えて…スタッフさんが驚いています。 そんなこんなで…今日は2月に息子が訪問した…僕が世界最高峰のコーヒー農園じゃないかと思っている「グアテマラ・エルインヘルト農園」から…「グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャ」と「グアテマラ・エルインヘルト・トラディッショナル」…さらにグアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャを使ったブレンド「カフェビーボ」の3種類をご紹介します。 「グアテマラ・エルインヘルト農園」尽くしですね…息子の2月の中米訪問は最初にグアテマラのアンティグア地区を廻り…コスタリカに移り…最後にグアテマラに戻りウエウエテナンゴ地区に入り…最後の最後に「グアテマラ・エルインヘルト農園」を訪問しました。 訪問した農園はどこもスペシャルティコーヒーを生産している熱心で優秀な農園ばかりですが…それらの農園を訪問した最後の「グアテマラ・エルインヘルト農園」の印象は特に強かったようです。帰国後「グアテマラ・エルインヘルト農園」の話しを色々としましたが…他の農園より全てが大きく抜きん出ていると言っていました。その辺の詳しい話しは追ってレポートします。 マスメディアでもとりあげられたゲイシャ種(まぁ、価格の高さがメインのニュースでしたが…)…さかもとこーひーでは「パナマ・エスメラルダ・ゲイシャ」をご紹介してきましたが…今回は「グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャ」です。 毎年「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」でパカマラ種の最高の魅力をお届けしていますが…エルインヘルト農園のゲイシャ種です、ご期待ください。 2つ目は「グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャ」を使った新境地のブレンド「カフェビーボ」…3つ目は「グアテマラ・エルインヘルト・トラディッショナル」…世界最高峰コーヒー農園の魅力をお楽しみください。 【グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャ】 その価格の高さからマスメディアのニュースにもなったゲイシャ種です…さかもとこーひーではそのゲイシャ種を世に広めた「パナマ・エスメラルダ・ゲイシャ」を4年間お届けしてきましたが…あまりの価格高騰のため去年は見送りました。 するとゲイシャファンの常連さんから残念の声がたくさん届きまして…なんとかしようと思いまして…今年は「グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャ」…さらに「パナマ・エスメラルダ・ゲイシャ」も仕入れることができました…同じゲイシャ種でも農園の違いを楽しめることができます…で、まずは「グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャ」です。 「パナマ・エスメラルダ・ゲイシャ」の最初の印象は…フローラル&シトリックで…鮮やかなレモンバーベナにフローラルが重なったフレーバーでした。 今回の「グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャ」の最初の印象は…フローラル&ピーチ&シトリックで…気品溢れるピーチにフローラルとレモンバーベナが重なったフレーバーです。 エレガントで華やかな味わい…ピーチ、レモンバーベナ、フローラル…ふた口三口と味わうとチェリー…冷めてくるとブルゴーニュの赤ワイン…そして最後にはほのかなスパイシーさ…とても華やかで生き生きとして魅力的です。 シルキーよりもベルベッティといった感じの滑らかさ円やかさ…味わって行くとときめいてきて…甘さは和三盆のような上品さ…冷めてから舌に残る甘さがたおやかと言いますか、しとやか上品で滑らか円やかな甘さを感じました。 気がつくと…少し身を隠すような存在の練れた上質な酸を追いかけて味わっていました…カップの底に残った香りを嗅ぐとそこにはフローラル&ピーチが漂っていました。 スタッフのKさんは…ひと口毎に違う香りや味わいが感じられ何て言っていいのか分からないと呆然としていました。最高に洗練されて上品なんですが…もの凄いパワーがあるので一杯飲むと酔ったような感じになりますね。 少し頑張って仕入れて本当に良かったと思いました…日常的に飲むこーひーというより、1杯の香りと味をゆっくり味わうこーひーですね…1杯200円程でコーヒーの最高峰の魅力クオリティを堪能できるのですから…コーヒーってなかなかたいしたものだと思いました。 100gパックになります…多くの方にこの魅力を体験して頂きたいので目一杯頑張って3000円/100g…選べるSセットで2000円/100gです。「カフェビーボ」にもブレンドしますので限定何個になるかは分かりませんが…全部で10kg位です。 品 種: ゲイシャ種 セントラルアメリカ 農園: エル・インヘルト農園 La Calacaエリア 農園主:アルツロ・アギーレ氏 栽培地: グアテマラ ウエウエテナンゴ地域 ラリベルタッド地区 地形: クチュマタン山系に位置する険しい地形 標 高: 1,780m 土壌: ローム 雨量:1,600mm 気候: 年平均22℃、相対湿度 75% 収穫時期: 2月から4月 生産処理: 水洗処理方式(FW フーリーウオッシュド、発酵時間 48-60時間)、天日乾燥 グアテマラの8つの地域の内、ウエウエテナンゴは、グアテマラ市から最も離れたメキシコ国境に位置します。「ハイランド・ウエウエ」といわれるように、岩肌がところどころみられる非常に険しい、標高の高い産地です。冬の収穫時期の朝には、霜がみられることがあるほどです。しかしながらメキシコからの乾燥した熱風がこの地域には吹き、ユニークな微気候を生み出し、それがコーヒー生産を可能にします。ラリベルタッド地区でも有名なのは、入賞常連のエル・インヘルト農園が挙げられます。非常に高い標高のブルボン種は小粒で熟度の高い風味であると以前より高く評価されてきました。また、同農園の代名詞でもあるパカマラ種は、強い個性を有するトップオブトップのスペシャルティコーヒーとして認知されております。最近は、希少種であるゲイシャ種を、農園内のゲイシャ種の栽培に適した環境下で作り始めました。完熟チェリーのみの収穫に徹底的にこだわり、水洗処理の後、グリーンハウス内のアフリカンベッドでゆっくり乾燥を仕上げます。この希少種はオークションにわずか1tしか出品されておりませんが、その一部を今回特別に落札致しました。味わいは、ジャスミンや上質な香水の香り、ライム、糖蜜やチョコレートのコク、後味にはシナモンやグアバの余韻が感じられます。この貴重な風味を皆さま、ぜひ味わってみてください 3000円/100gパック(税抜き) (選べるSセットで2000円/100g) 【カフェビーボ】 去年「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」を使った深煎りの新境地「アフター・ダーク」大好評いただいたので…今度は私60代の新境地ブレンドとして…「グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャ」を使った「カフェビーボ」をご紹介します。 カップオブエクセレンスのコーヒーや「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」「パナマ・エスメラルダ・ゲイシャ」といった抜きん出たクオリティと魅力で…そのままのシングルオリジンとしてバランスも取れていますから…ブレンドは必要無いとか、ブレンドしてはもったいないといった考え方もあります。 しかし、その抜きん出た魅力を手の内に入れれば今までに無い新しい魅力のブレンドの可能性があるんじゃないかと長年思っていました。(シングルオリジンだけ焙煎して販売していたら自分が飽きてしまいますし…職人仕事の愉しみですね。) 柔らかなコーヒー感にベルベットのような滑らかさ柔らかさの口当たり、フローラル、シトリック、ベリー、ミルクチョコレート、スパイシーといったメリーゴーランドのように煌めく香り…上品上質な甘さ…高級なチョコレートのような余韻の香りと味わい深さ…。 実はグアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャが届く前にブレンドの予習をしたのですが…深煎りコスタリカ、エルサルバドルNWステラ、ケニア・キイ、モカ・イルガチェフェ(ハマ)でバランス良くご機嫌な仕上がりになりました。 ゲイシャ種はエチオピア起源と言われているので…グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャの替わりにモカ・イルガチェフェ(ハマ)を使って練習してみたのです。 で、本番でモカ・イルガチェフェ(ハマ)とグアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャを入れ替えたら…グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャのパワーが凄すぎてバランスが取れません。 そこで、こんなこともあろうかとあらかじめ用意していたグアテマラ・エルインヘルト・トラディッショナルとケニア・キイを入れ替えたら見事にバランスが取れました…用意しておくところが我ながらグッジョブだったかなぁ~?と。使ったこーひーは…深煎りコスタリカ、エルサルバドルNWステラ、グアテマラ・エルインヘルト・トラディッショナル、グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャです。 これで…パカマラ種を使った「アフター・ダーク」と…ゲイシャ種を使った「カフェビーボ」でけっこう面白い仕事できました…「深煎りコスタリカ」の魅力を新しいブレンドに生かせましたしね。 2000円/200gパック(税抜き) 【グアテマラ・エルインヘルト・トラディッショナル】 最後は「グアテマラ・エルインヘルト・トラディッショナル」…エルインヘルト農園のベースになるようなコーヒーです…もうひとつ「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス」も仕入れてありますがそれは来年のご紹介ですね。 あまりにも滑らかな口当たりから…フローラルやチェリーのフレーバー…さらにオレンジな印象…繊細で円やかな口当たり…冷めるとブルゴーニュ赤ワインの魅力…最後にはスパイシーな印象…甘さとフローラルな香りが魅力的な余韻…素晴らしいです…レッドカラント、フランボアーズ、ミルクチョコレートのようなキャラクターが甘さに包み込まれる感じでご機嫌です。 あくまでも優しい味わい…余韻ではきれいな味わいの向こうに感じられる赤ワインの印象に心が躍ります。最高峰農園の際立つ魅力をお楽しみください。僕個人的には…この余韻の酸のきれいさと赤ワインの印象が大好きです。 ブルボン種70% カトゥアイ種30%のロットです。エルインヘルト農園は環境にしても技術にしてもコーヒー農園の最高峰を突っ走っていると思っています。そのエルインヘルト農園の通常ロットの素晴らしさをより多くのみなさんに楽しんで頂きたいと思ってます。 農園名:エル・インヘルト・ウノ農園 農園主:アルトゥロ アギーレ エリア:ウエウエテナンゴ プロセス:フリーウォッシュド 品種:ブルボン70% カトゥアイ30% 標高:1,500-2,000m 認証:レインフォレスト・アライアンス認証 1500円/200gパック(税抜き) さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.10.18 13:43:35
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