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カテゴリ:アート
群馬県の館林市美術館、安野光雅 風景と絵本の世界を観て来ました。
安野さんは自然あふれる環境で育ち、教員をしながら絵に携わるようになりました。 絵本や絵画、本の装丁やエッセイなど幅広い活動をしている安野さんの活動をまとめた企画展です。 【幅広い活動を振り返る】 安野さんは日本だけでなく世界の色々な都市を巡り、その風景を描いて来ました。 イギリスを中心に、やわらかい色使いの絵とコメントが展示されています。 安野さんは教員をしている時に、教え子のお父さんが編集者だったことが縁で絵本を書くことになりました。 初期作「ふしぎなえ」や代表作「おおきなもののすきな おうさま」が展示されています。 幼い時から空想することが好きだった安野さんならではの、創造性豊かな作品です。 おおきなもののすきな おうさま の1シーンが入場券になっています。 とにかく大きな物が好きな王様の日常とムチャぶりを描いた絵本です。 安野さんはきりがみで昔話を描くこともしています。 絵を描くのとはまた違った難しさがあるとのことだけに、一味違った味わいがあります。 文字まできりがみで作ってあるのがすごい。 また上皇后美智子様の短歌に植物画を添えた「皇后美智子さまのうた」も展示されています。 ここに収録されている絵は、植物とともに小さな妖精たちがやわらかいタッチで描かれていました。 都市開発などで失われゆく花たちのことを描いたうたと見事にマッチしていて、やわらかさの中に郷愁を感じさせる作品でした。 本展は2020年9月22日までの開催です。 あまり日がありませんが、お時間のある方は足を運んでみてください。 ※この記事に載っている写真は、パンフレット及び美術館入り口のポスターです。館内の作品は撮影不可ですのでご注意ください。 安野さんの企画展は2019年に栃木県足利市の美術館でも開催されています。 紹介記事はこちら。 よかったらクリックお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.09.13 20:00:05
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