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テーマ:DVD映画鑑賞(13600)
カテゴリ:怪奇蒐集者
怪奇蒐集者 松本エムザのご紹介です。
松本さんは子育ての傍ら執筆活動や怪談蒐集を行っています。 怪奇蒐集者 松本エムザ/松本エムザ[DVD]【返品種別A】 【収録エピソード】 首護るもの 松本さんがママ友繋がりで聴いた怪談です。 Yさんの息子さんは級友の家に届け物をするのを渋るようになりました。 級友宅の玄関に飾ってある鹿の頭の剥製が怖いのだろう思ったら、どうも違うようです。 聞いてみると、級友のお婆さんがいつも鹿の剥製に向かって泣きながら拝んでいるというのです。 授業参観の時、さりげなくその話を振ってみたのですが…… 真相が分からない不思議な感じとモヤモヤ感が残る、実に怪談らしいお話でした。 きっかけ 松本さんのお友達の話です。 満員電車の中でリュックを背負っている男性がいました。 マナーが悪いなあと思いながら見てみるとそれはリュックなどではなく、人の影のようなものがぶら下がっていました。 その影はムササビのように乗客から乗客へと飛び移って行きました。 次第に近づいている影に怯えていると、向かい側に立っていた女性が声をかけてきて…… 自分は霊は見えないと思っていても、ふとしたきっかけで見えてしまうこともあるのでしょうね。 左目の鬼 Mさんは幼い甥っ子を連れて縁日に出かけました。 ご機嫌だった甥っ子はお面屋さんの前で「鬼さん怖い」と言い出しました。 それを聞いた甥っ子の母親は眼帯を手渡し、左目を隠しました。 そのわけを訊いてみると…… 人それぞれ見え方や感じ方があるものですね。 流れていずこ 町役場の道路管理課に勤めていた男性のお話です。 ある日、排水溝から女性の声がすると電話が入りました。 確認しても何もありませんでしたが、それからも排水溝から声がするといった連絡が相次いでありました。 これもまた詳細不明なお話でした。 警告 小学校の卒業旅行で、男女6人で遊園地へ遊びに行きました。 3組に分かれてお化け屋敷に入ると、1組にだけお経が聞こえて来ました。 気味が悪かったので、その話はずっと言いませんでした。 それから十数年後、何の気なしにその話をしたのですが…… 駐妻のお悩み 夫の仕事で、長く東南アジアの某国で暮らしていた友人のお話。 その国では割とカジュアルに呪いをかけるらしく、被害にあう駐在員が結構いるそうです。 それにまつわる話がいくつか紹介されています。 ベビーカーおばさん 空のベビーカーを押して徘徊している「ベビーカーおばさん」という女性がいて気味悪がられていました。 Tちゃんはそんなベビーカーおばさんにも優しく接していました。 やがて心を開いてきたベビーカーおばさんは「私がいなくなったら、この子の面倒を見させてあげる」と言って来ました。 時が経ちおばさんのこともすっかり忘れていたのですが、ある日家の前にあのベビーカーが置いてあり、中に「お願いします」とメモが。 気味悪がって両親がベビーカーを捨てたのですが、それからというもの…… 都市伝説なのか憑き物なのか、謎の多いお話ですね。 義母の話 松本さんのママ友のお話です。 穏やかで優しい義母が亡くなってから暫くして、息子が昼寝している間にうたた寝をしてしまいました。 するとどこかから呼びかけてくる声が聞こえて来ました。 その声をよく聴いてみると…… 聞き手によって解釈が分かれるお話ですね。 実話系怪談は結末がしっかりあるわけではなく、解釈も人によって分かれるものが多いと思います。 本作はまさに怪談といったテイストで、結末もはっきりしない話が多いです。 怪談ならではのモヤモヤ感が味わえる一作です。 よかったらクリックお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.10.23 20:00:05
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